自由旅クリエイター/ライター にじねこMiiのブログ

なりゆきまかせの自由旅が好きなライター。元バックパッカーで今は2児の母。人生を今よりちょっとだけ楽しくしてくれるモノが好き。Web媒体で旅や地域の魅力を発信したり、取材記事を書いてます。お仕事も随時募集中♪

【山形・出羽三山】羽黒山にはほんとうに神さまがいると思う

山形県出羽三山と呼ばれる山があります。全国屈指のパワースポットとしても知られているので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。

 

月山(がっさん)、羽黒山(はぐろさん)、湯殿山(ゆどのさん)の3つの山からなり、それぞれ「過去」「現在」「未来」をつかさどっています。山伏修行体験も人気で、近年は訪れる外国人観光客も増えていたそうです。

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それぞれの山頂に神社がありますが、月山と湯殿山は積雪のため、冬期間は参拝ができません。そのため、通年お参りすることができる羽黒山山頂には、三山の三神を祭った「三神合祭殿(さんじんごうさいでん)」という大社殿があります。ここをお参りすると、三山を参拝したのと同じご利益が得られるとされているんだとか。

さて私は、この出羽三山がある庄内地方の出身。子どもの頃、初詣といえば羽黒山。もちろん、子ども心に信仰心なんてありません。親に連れられて、年に一回お参りに行くだけの場所でした。

 

記憶に残るのは、しんしんと降る雪の中、足を滑らせないよう一歩一歩緊張しながら歩く石段。そして真っ白に雪化粧した杉並木の中に、ひっそりと佇む国宝五重塔

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高校を卒業して地元を離れてからは、たまに帰省したときも羽黒山に足を運んだ記憶はほとんどありません。

 

でもどういうわけかここ数年、地元に帰れば必ずと言っていいほど、羽黒山へと足を向ける自分がいました。何故なのかは分からなかった。だって私は特別信仰心のある人間ではないから。

 

それが最近になってようやく、そのわけが分かった気がしたのです。

 

一昨年、羽黒山にある「斎館」というところに泊まる機会がありました。この「斎館」は大社殿とも隣接しており、羽黒山でも重要な場所。翌朝本殿でご祈祷とお祓いを受けたのですが、そのときに聴いたお話の中で、「また何度でも、お山に魂を充電しに来てください。」ということばがありました。そのとき私の中で何かがストンと落ちた気がしたんです。

 

「そうか、私は羽黒山に魂を充電しに来てるんだ。」

 

今までそんな風に考えたことはありませんでした。でもなぜかこのときの言葉は、ぴったりと自分にはまるような気がしたのです。

 

私にとって羽黒山心をリセットするところ。いわば「魂の還る場所」なんだと思います。そしてまたエネルギーをチャージして、自分の戻るべきところへ戻ってゆく。

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毎回羽黒山に来るたびに感じること。それはここにはたしかに「神さまがおわす」ということ。樹齢数百年の杉並木の石段を歩いていると、自分がとても小さな存在に思えます。私に霊感はないけど、ここは人間には遠く及ばない、神聖で強いエネルギーに満ちた場所だと感じるんです。

 

誰にとってもそうなのかは分かりません。でも少なくとも地元庄内の人たちは、羽黒山を神聖で特別な場所と考えていると思います。

 

以前それをはっきりと感じたことがありました。

 

おととしの6月。庄内で震度6の大きな地震がありました。山形県内でこんな大きな地震が起きたのは、観測史上初めてというくらい衝撃的な出来事。屋根瓦が崩れたりした地域もあったのですが、甚大な被害は免れました。その際、Twitterでよく目にしたのが、出羽三山が守ってくれている。」という言葉だったんです。

 

「何を非科学的な。」という考えかたもあるかもしれません。でもこのとき、同じように「守られている」と感じた人たちは少なからずいたんじゃないかとも思うのです。

 

同じ庄内地方でも、場所によって多少の意識の差はあるでしょう。でも長い間地域に根ざしてきた羽黒山は、庄内人にとって(無意識のうちだとしても)守り神的存在なんだと思います。

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だから去年、出羽三山の周辺に風力発電を設置するという計画がもちあがったとき、激しい反対運動が起こり、結局取り下げられることになったのは当然の成り行きかもしれません。

 

広く国内外で反対活動があったと聞くので、もちろん地元の力だけで白紙撤回されたわけではないでしょう。でも出羽三山の信仰に篤い人たちにかぎらず、庄内でごくふつうに暮らしている人たちの間でも、反対運動は広まっていたように感じました。

 

自然破壊とか景観上の理由というのももちろんあるにしても、地域を守ってくれている、神聖なこの場所をおかしてはならない、という強い気持ちがあったと思います。

 

ふだん意識しているかどうかは分かりません。でも(私も含め)庄内の人たちにとって、羽黒山はただの山ではなく、神さまのいる特別な山なのです。それはとりたてて何かひとつの宗教を信仰する、というのとは少し違うと思うんです。「無意識の信仰」とでもいうんでしょうか。

 

そして本来、信仰というのは、こんな風に生活や暮らしに根ざしたものなんじゃないかとも思うのです。

 

読んでいただきありがとうございます。

 

以前旅行Webサイトtripnote出羽三山の記事を書いています。↓↓

tripnote.jp

 

そして、庄内地方出羽三山と同じくらいに特別な山、鳥海山の記事も書いています。こちらもとても素敵なところなので、ぜひのぞいてみてくださいね。↓↓

tripnote.jp

 

 

果樹園の一軒家で住みこみフルーツピッキング♪ーニュージーランドー

20年以上前の話ですが、ニュージーランド(以下NZ)に住んでいたことがあります。

 

1年間滞在できるワーキングホリデー(以下ワーホリ)ビザで渡航。これは英語学校に通ってもいいし、仕事をしてもいい。もちろんずっと旅行しててもOK!というような、わりと融通の利くビザなのです。

 

私は最初の2カ月は、ホームステイしながら英語学校に通いました。ワーホリ中の過ごし方はもちろん人それぞれ。でも私みたいに、NZに行ったらまず最初に英語学校に通う、という日本人が多かったように思います。

 

さて1年間いるとなると、その間の滞在費を確保するのはなかなか切実な問題です。私は途中で日本に帰る気はさらさらなかったので、もちろん仕事を探しました。

 

日本食レストランで働く、なんて方法もあったんでしょうけど、私はまったく興味がなく。「なんでNZに来てまで、日本でもできるようなことしなきゃいけないの?」っていう、まあ今思えばけっこう日本人に嫌われるタイプの日本人でした(笑)。

 

「海外だからこそできる体験をしたい」と思っていたので、住み込みのベビーシッターとか、住み込みの牧場の手伝いなどをして、滞在費をちょっとでも浮かしながら、あちこちを旅がてら転々としました。

 

そんな中、印象に残っているのが「フルーツピッキング」の仕事。果物の収穫をする仕事です。いわゆる季節労働ですかね。

 

私は3か所の果樹園で、りんごやアプリコット、ネクタリンといったもぎたて新鮮フルーツを、それはもう思う存分食べました!(もちろんほんとはダメよ。)

 

果樹園によって働き方はちがっていて、中には近くのバックパッカーズ(いわゆる安宿)に滞在しながら、フルーツ収穫の仕事があるときだけ果樹園に出向く、というところもありました。

 

そんな中一番楽しかったのは、果樹園の中の一軒家に住みながらフルーツピッキングをした時のこと。この一軒家は果樹園のオーナーさんが用意してくれたもので、日本、イギリス、マレーシアといったいろんな国籍の5人(みんな女性)が、ここで共同生活をしながら仕事をしたんです。

 

日中は果樹園でただひたすらりんごをもぎました。とてもいいオーナーさんで、時間になると「休憩だよ~!」と声をかけてくれます。するとみんながわらわらとそれぞれの持ち場から集まってきて、ご主人が用意してくれた紅茶(だってここはNZですからね!)とおやつをいただくのです。一休みしたらまた仕事に戻るといった具合。

 

一緒に住んでいたメンバーも、国は違えどみんな明るくて穏やか。バックパッカーズなどの安宿だと基本相部屋なんですが、ここではちゃんと一人ずつ部屋があって、もちろん宿代もかからないのがさらによかった!リビングには暖炉があり、そこでみんなが思い思いの時間を過ごすのは至福のひと時でした。

 

あるとき裏口の扉を開けたら、そこでばったり野生のハリネズミに出くわした、なんていう楽しいハプニングもありました。

 

一日体を使う仕事なので、もちろん終わればくたくたでしたけど、ここでのフルーツピッキングの仕事は、20数年たっても忘れられない思い出のひとつです。

 

せっかくのNZだもの!日本じゃなかなかできないような体験をいっぱいしてきてよかったな~!と今でも心から思います。そしてこんないろんなかけがえのない体験が、今の自分をつくってくれたと思っています。

 

「人生何事も経験」

 

これはいつも私の心にある言葉。

 

それはきっと、NZとその後に体験したヨーロッパ放浪旅の中で、いつの間にか私の中に植えつけられた言葉なのかもしれません。

 

読んでいただきありがとうございます。

 

以前、NZでのこんな記事も書きました。なかなかスリリングな体験だったので、興味のある方はどうぞ♪

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そしてこんなドキドキ体験も、今となっては忘れられない思い出です。

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こっそりおしえる「裏旅」~【栃木・湯西川温泉】ボランティアでミニかまくらの絶景をつくる旅~

栃木の山あいの温泉地で体験した、忘れられない「裏旅」がある。

 

ボランティアでかまくらの絶景」をつくる旅だ。

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「裏旅」というのは、私が勝手に名づけた。いわゆる「正攻法の旅」じゃない、ちょっと切り口を変えて楽しむ旅。

 

何年も前の話なので、今でも同じ体験ができるかは分からないのだが、日光の山あいに湯西川温泉という温泉地がある。冬は深い雪に覆われる地域だ。毎年冬になるとここで「湯西川かまくら祭」が開かれる。

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河原につくられた無数のミニかまくらに火がともされたその幻想的な光景を、テレビで観た人もいるかもしれない。今年は残念ながら中止となってしまったが、「死ぬまでに一度は見たい絶景」に選ばれたこともあるそうだ。

 

5,6年前、そのかまくらづくりのボランティアとして、1泊2日で湯西川を訪れたことがある。どうやってその情報にたどり着いたかは思い出せないが、ボランティア募集のページには「(日帰りではなく)2日間の場合は宿泊先を用意します。」とあった。

 

かまくらづくりのボランティアなんて、ちょっとおもしろそうだ。千葉から行くのだから当然泊まりになるだろう。宿泊先を用意してくれるなら、ボランティアついでに旅気分も味わえるかも?いや、むしろそっちが目的かな?笑


一瞬、「子どもたちもまだ小学校低学年だし、置いていけないよなあ。泊まりで行くなんて無理かも。」と思ったが、主人に相談したところ、快くOKして休みを調整してくれた。(ダメ元で言ってみるもんですね!)

 


友人も一緒に行くことになり、当日朝、千葉を出発。各駅停車に揺られ、「湯西川温泉駅」に降り立つ。そしてそこからさらにバスに揺られること30分。

 

 

ボランティアは日帰りの人も含め、10人くらいいただろうか。私たちの任務は、ただひたすら川べりにミニかまくらをつくること。

 

こういうことにはつい没頭してしまうタチだ。無心になれるのがいい。河原でひたすらバケツに雪を詰め、中身をあけて、ろうそくを置く穴をつくる。

 

体を久しぶりに動かしたのも気持ちがよかったが、なにより「観光客を迎える側になる」というのは初めてのこと。どんなイベントも、たくさんの人たちのこういう地道な努力でできあがってるんだな、という当たり前のことに気づく。


夕暮れどき、私たちがつくったミニかまくらに火が灯されると、あたりは幻想的な雰囲気に包まれた。

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早くからこの山あいの集落までやってきていた観光客が、それを見て一斉に感動の声をあげる。「わざわざここまで来て、かまくらをつくった甲斐があった!」と思えた瞬間だ。

 
この日の私たちの任務は終了。ここからは旅人としての時間だ。かまくら祭のイベントに立ち寄り、地元の小さな酒屋をのぞいたあと、近くの小料理屋で夕飯をとることにした。

 

タイミングよく手に入ったという生の「鹿刺し」 、それにちょっと怖いもの見たさで「サンショウウオのから揚げ」なんてメニューも頼んでみる。地元の人たちがいつもこういった料理を食べているわけではないだろう。でもこの豊かな山と川に囲まれた、湯西川ならではの自然の恵みなんだと思う。

 

鹿刺しは柔らかくて臭みもまったくなく、噛みしめるほどにおいしかった。

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サンショウウオはよくみるとなかなかグロテスクだけど、さほど抵抗感もなくペロリといただいた。何しろこっちは疲れていて、いい感じに酔いが回っている。おかみさんとも話に花が咲き、とても楽しい夜を過ごした。

 

その土地ならではのものをいただき、出会った人たちと楽しい時間を共有する。まさに旅の醍醐味だ。たとえ同じものを東京で食べたとしても、こんなに心には残らないだろう。実際にその土地まで足を運び、人や自然などすべてをひっくるめてそこでいただくからこその感動なのだと思う。

 

翌日も午前中はボランティアだったが、ろうそくを片付けるくらいでそんなに時間はかからなかった。

 

空いた時間にスノーシュートレッキングも満喫した。初めてのスノーシュー(かんじきのような、雪の上を歩くもの)はちょっと歩きにくかったけど、ガイドさんに連れられて林の中へ。青い空を木の合間から見上げながら、静かな雪の林の中を歩くのは気持ちがいい。

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小高い山の上から、湯西川を見下ろす。こんこんと木を叩くキツツキを初めて目の前で見たときは感動した。だってテレビでしか観たことないもの!

 

何事も経験に勝るものはないのだと思う。

 

以来、千葉から遠く離れた湯西川温泉は、私にとってはちょっと特別な場所になった。祭りを開催する人たちの「地元愛」を感じたり、アウトドアを満喫したり、おいしい料理と会話で楽しい時間を過ごしたりと、とても心に残る時間だったのだ。(そして2年後に再訪し、おかみさんのお店にも行ってきた。)

 

観光客としてというよりも(部外者ではあるけど)観光客を迎える側として、イベントの裏方も楽しみながら、旅気分も満喫した「裏旅」。ボランティアとして行くのだから、もちろんそこはしっかりやらないといけない。(もとの動機が不純だから、あんまり大っぴらにこの方法をすすめるのもよくないだろうなぁ、きっと(笑)。)でもこういう旅の方法も、ひとつの形としてありじゃないかと思う。

 

これは何年も前の話だし、こういう宿泊ボランティアの募集が来年以降あるかどうかも分からない。でももし機会があれば、いつもの旅とはちょっと違った「裏旅」をぜひいかがだろうか?

 

読んでいただきありがとうございます。

 

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【へんなものシリーズ】街でみつけたちょっと変わった自販機コレクション

私は街でへんなもの、おもしろいものを見つけるとつい喜んでしまうタチでして、これまでいろんなものをパシャパシャと撮ってきました。

 

多分ほとんどの人にとってはどうでもいいものだと思うんですが、このほど今まで知らず知らずのうちに撮ってきた「おもしろ自販機」の写真がいつの間にかたまっていたので、一挙公開したいと思います^_^

 

【1】うっすい自販機

一見フツーの自販機。

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でも横から見ると、うすっ!
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【2】ピカチュウ自販機

コレはかわいい!ピカチュウのドリンクなんかも売ってたらもっといい!
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【3】電車の自販機
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千葉県にある新京成線の駅のホームで見つけた自販機。こんな別バージョンもありますよ♪
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【4】バスの自販機
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こちらは乗り物つながりで、新潟市万代シティバスセンターで見つけた自販機。このビルには、新潟のソウルフードと呼ばれる「バスセンターのカレー」「イタリアン」のお店があります。

 

【5】カッコいい自販機

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ちょっとカッコよかったので撮ってみました。

 

【6】千円自販機
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気になる!でも買う勇気はない!

 

どんな人が買うのか、観察してみたい一品です。

 

【7】JAPAN自販機
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こちらは「THE 日本!!」な自販機。浅草で見かけたのも納得です。あでやかで素敵〜

 

【8】山形全開の自販機
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さいごはこちら。地元山形に帰省したときに見つけた自販機。

 

山形は知る人ぞ知るフルーツ王国。県内各地でいろんな季節の果物が楽しめるんです♪もちろんこの「山形のやさいとフルーツだけで作ったジュース」も、デザインが可愛いだけじゃなく、メチャメチャおいしいですよ〜^_^

 

今気づきましたが、なんとこの自販機「第一号」なんですね(笑)。レアなものを見つけてしまった!

 

ちなみに以前、東京駅の構内にこんなに大きな広告が出ていて、それを見て密かに喜んだ山形出身者は私だけじゃないはず?!

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日本は自販機が多いことでも有名ですよね。これは治安がよくて、壊されたりしにくいというのも関係しているようです。ちなみにひとつの自販機で、温かいものと冷たいものが両方買えるというのは技術的にすごいことなんだとか?!

 

日本人が当たり前と思っている自販機も、海外で当たり前とは限らない。私たちが知らないだけで、じつはいろんな人たちの技術の結晶なんですね。

 

そしてこんなふうにちょっと変わった自販機は、気持ちまでウキウキと楽しい気分にさせてくれるのがいいのです♪

 

以上、「ちょっと変わった自販機コレクション」をお送りしました。

 

読んでいただきありがとうございます。

 

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【川越】「小江戸蔵里(くらり)」で埼玉地酒のみくらべマシン!

みなさん、知ってますか?じつは埼玉で、日本酒の利き酒を楽しめる場所があるんです。しかも「のみくらべマシン」なるものがあるんですよ!日本酒をたしなむヒトにはぜひ行ってほしいスポットです。

 

場所は川越にある小江戸蔵里」

 

以前川越には、明治創業の「鏡山酒造」という造り酒屋がありました。100年以上続いた酒蔵でしたが、後継者不足で2000年に廃業。その酒蔵を改修してつくられたのが「小江戸蔵里」です。川越の観光拠点として地元のおみやげや食事処があるほか、利き酒もできるスポットなのです。

 

でも、埼玉で日本酒??埼玉ってお酒のイメージないけどなあ。そう思ってました。だけど意外や意外!じつは日本酒生産量全国第4位なんだそうです!

 

ちなみに一旦廃業した「鏡山酒造」ですが、再興を望む声におされて、2007年に新たに小江戸鏡山酒造」として復活し、その伝統を引き継いでいます。

 

HPはこちら→https://www.kagamiyama.jp/

 

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さてお目当ての「ききざけ処」は、昭和につくられた酒蔵を改装した建物。ここで埼玉県内の34蔵の地酒を利き酒することができます。中に入ったらさっそくメダルを購入!¥500で4メダルですね。

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マシンにメダルを入れ、好きな日本酒を選んでボタンを押すと、紙コップにお酒が出てくるという仕組み。

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1メダルで1杯(「試飲機」なので量はそんなにありません)なので、4種類のお酒にトライ!でもどれを飲めばいいのやら?それぞれのお酒の説明はありますが、まったく見当がつかないので、もはやカンに頼るのみ。

 

中にはこんなスタッフさんおすすめのお酒、なんていうのもありました。

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こういうのは生の声なので参考になりますね。私は辛口が好きなので、ふだん甘口のお酒はあまり飲まないんですが、この「帝松Premium」は香りがよく、甘さも後味がさっぱりとしておいしかったです。

 

ここのおもしろポイントのひとつは、セルフでお燗ができちゃうこと!

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自分で「チロリ」という取っ手付きの器にお酒を注いで、それをお湯の中に入れます。そばには2種類の砂時計が置いてあって、ぬる燗(約60秒)なら青、熱燗(約120秒)ならピンクでそれぞれ自分で温めるんです。これってめったにできない体験!

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どのお酒がお燗に向いてるのか、シロウトにはなかなか分かりませんが、そんな時はぜひマシンの「お燗にオススメ」という表示を参考にしてみてください。

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店内には「発酵ばるコーナー」もあり、ここではちょっとしたおつまみや梅酒、それにのみくらべマシン以外の日本酒の利き酒もできます。「酒粕クリームチーズ」なんておいしそう♪どれもメダルで買うシステム。

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34蔵全部の地酒を試すことができるのか?制覇した人がいるのか?それは分かりませんが、日本酒好きな方にはぜひ行ってみてほしいスポットです。 

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余談ですが、じつは東京にも9つの酒蔵があります。以前そのひとつの「石川酒造」に行ったときの記事も興味があればぜひ♪ ↓↓↓

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お酒つながりでこんな記事も書いてます。↓↓↓

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【群馬】赤城山山頂で「いのち!」

10月、群馬の赤城山に登ってきました。私とダンナ、そこにダンナの山友2人(30代男子&女子)が加わり、4人登山です。

 

平日なので、中学生の子どもたちふたりは学校。遊び優先の父と母は朝早くに出るから、自力でがんばって起きて学校に行ってね、と前日のうちに子どもたちに告げ、5時半に出発。

 

関越道の上里SAでは、朝から「姫豚メンチカツサンドを食べ、ご満悦♪ これで一日がんばれます。
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途中、赤城山の麓でこんな看板を見つけてしまいました。

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「鼻毛石」。気になります。こんな石があるんでしょうか?

 

大鳥居をくぐり、いよいよ赤城山に本格的に突入。

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ちなみに赤城山日本百名山のひとつですが、赤城山」という名前の山はないんだそうです!「黒檜山(くろびさん・1,828m)」を最高峰とするいくつかの山を総称して「赤城山」と呼ばれているんだとか。知らなかった!

 

思いがけず、山が色づいていてきれいです。大沼という沼を横目に見ながら、登山口近くの駐車場に車を停めます。平日にもかかわらず、登山客らしき人たちがけっこう道路沿いを歩いていました。

 

さて登るよ~!

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私たちは黒檜山から駒ヶ岳への周回コースを歩きます。ここが出発地点。

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いきなりキツイ登りが始まりました(;'∀')しかもそれがけっこう続きます。休み休み行きましょう。f:id:cmiyumiyu:20210121025841j:image

途中振り返ると、大沼が眼下にきれいに見えました。天気もよく、水面がキラキラ光っています!

 

感動したのが、大沼の左奥の山の中腹にある「小沼」が、こちら側からもはっきりと見えたこと。

 

向こうの山にある沼なのに水面まではっきりと見え、もし大雨が降ったらそのまま滝みたいに溢れちゃうんじゃないか、って錯覚しそうな不思議な景色でした。

 

途中できれいな風景が見れると、辛さもちょっとの間、忘れますね。

 

その後もしばらく登り続け、一緒に行ったSちゃんと「あの辺までがんばれば、その先は平らかな??」などとむなしい会話を3回くらいやりとりした頃に、ようやくホントに平らなところに出ました。

 

しばらく歩くと、いきなり「黒檜山」の頂上!

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思ったより人がいます。気軽に登れる山として人気なのかもしれません。もう少し先まで行くと展望スポットになっていて、そこでお昼を食べている人もけっこういました。

 

誰が言い出したのか、みんなでNiziUの縄跳びダンスのポーズで写真を撮ることに。そして調子に乗ってそのままゴルゴの「命!」。最後にみんなで「ヘン顔」。ノリってこわいね~(;'∀')。

 

「黒檜山」山頂付近で、「縄跳びダンス」もしくは「命!」のポーズを見かけた方。それはたぶん私たちです。

 

でも若い子たちと行動するのって楽しいですね。元気がもらえます。

 

 

さてそのまま駒ヶ岳へと向かいます。少し行くと、「え!こんなに下りるの?」というくらい下りになりました。どんどん下りていきます。ひたすら下ります。これ・・逆ルートだったら完全に心折れてましたね。

 

ちょっとひらけた場所に出たので振り返ってみると、すぐそこに黒檜山のやさしい曲線が!その上に抜けるような青空が広がっています。

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そこからまた少し登り、駒ヶ岳の山頂あたりでお昼です。山頂で食べるトムヤムクンラーメン最高♪

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眼下には大沼とそれを囲む山々。すべてが気持ちいい!

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そりゃ「キットカット チーズケーキ味」も、おいしいってもんです。

 

さてそろそろ下りますよ。ひたすら急な階段下り。

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あらためて、逆ルートじゃなくてほんとによかった~(;'∀')。駒ヶ岳側の登山口まで下り、あとはてくてく道路を歩いて駐車場まで戻ります。

 

帰りは「南郷温泉 しゃくなげの湯」という立ち寄り温泉へ。いいお湯でしたが、高速道路が混み始めちゃうから入ったのは30分だけ。もっとゆっくり入りたかったなぁ。

 

HP→https://syakunage.jp/

 

途中のSAで「上州もち豚まん」。この日のシメですね。

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この日歩いたコースは、感覚的にはハイキングと登山の中間くらいかな?コースタイムは4時間ほど。登山を軽く楽しむにはちょうどいいかもしれません。ハイキング感覚で行っちゃうときついかもね。私はもう少し歩きたかったかなあ。かといって、逆ルートを歩く勇気はありませんが。

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小沼の方も歩けるみたいなので、機会があれば行ってみたいですね。

 

読んでいただきありがとうございます。

 

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【千葉・流山】ローカル線「流鉄流山線」のちょっぴりマニアックな7つの楽しみかた

千葉県流山(ながれやま)市は、いま都心のベッドタウンとして人気の街。その発展ぶりも目覚ましいのですが、実はこの流山市にかわいいローカル線が走ってるって皆さん知っていますか?

 

その名も「流鉄(りゅうてつ)流山線松戸市流山市の間をゴトゴトと走っている2両編成の電車です。

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都内から行く場合、上野から約40分のJR常磐線「馬橋(まばし)」駅で降りると、すぐそばに「流鉄」の改札口があります。この付近からして、すでに懐かしい雰囲気満載!

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それでは都心近くで手軽に利用できるローカル線「流鉄」を、ちょっとマニアックに楽しむための7つのポイントをご紹介します。

 

【1】単線である

ローカル旅気分を味わうなら、なんといっても「単線」でしょう!この「流鉄」ももれなく単線です。途中の小金城趾駅で、反対側の電車とすれ違うためしばし一休み。

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全体に漂うのんびり感が、ふだん時間に追われる都会人には逆に新鮮に映ることでしょう。

 

【2】駅はたった6駅

なんと!始発駅から終着駅までの数、たった6駅。乗車時間にして11分です。

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ローカル線気分を味わうにはちょっと短いかな?そんな人は車窓の景色を楽しみながら、ただひたすら行ったり来たりするとよいでしょう。ちなみにこんな流山線一日フリー乗車券(¥500)」もあります。

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【3】硬券が買える

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これはきっと電車好きな人にはたまりませんね。わざわざ乗りに行く甲斐もあるというものです。券売機で普通のきっぷを買うこともできますが、マニアさんは硬券を買いに窓口へGO♪

 

【4】Suicaは使えない

そんなこんなですから、駅にはこんな貼り紙がありました。

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これはもう・・ぜんぜんOKですよね(笑)。だってローカル気分を味わいにきてるんですもん。

 

【5】ハートのつり輪

「流鉄」にはいくつかのカラーの車両があり、それぞれに名前がついています。たとえば「あかぎ号」や「若葉号」など。その中にひとつだけ「ハートのつり輪」がついている車両があるんです。

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見つけると「おお!」と密かにテンション上がります。もしかしたらいいこともあるかもしれません。どの車両かはナイショにしておきますので、ぜひ探してみてください♪

 

【6】駅のベンチの座布団にほっこり(おそらく季節限定)

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カラフルな色合い。ちょっとレトロなデザイン。見た瞬間、懐かしさがこみ上げるような、田舎のおばあちゃんちに行ったような錯覚に陥る光景です。いや、いまやおばあちゃんちに行っても見かけないか?!

 

寒い日の電車の待ち時間を少しでも暖かく・・という心遣いが伝わってきて、お尻だけじゃなく心まであったまります。何時間でも待つよ・・。

 

(※この写真は以前撮ったものなのですが、今年はコロナの影響で、どうやら座布団は使われていないみたいです。残念(T ^ T))

 

【7】終点で町歩き

「馬橋」駅からの11分の電車旅の終点は「流山」駅。この駅もなかなかレトロな雰囲気でよい感じです。

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ここまで来たら流山の古い町並みをぜひ散策してみてください。

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「流山」の名前の由来の地でもある「赤城神社」や

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びっくりするくらいいろんな種類の万華鏡がある「万華鏡ギャラリー見世蔵(みせぐら)」(HP→万華鏡ギャラリー 見世蔵)
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みりんのスイーツが楽しめる「蔵のカフェ+ギャラリー灯環(とわ)」(HP→蔵のカフェ+ギャラリー灯環(とわ))など、ちょっとした旅気分が味わえることまちがいありません。
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読んでいただきありがとうございます。

 

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