自由旅クリエイター/ライター にじねこMiiのブログ

なりゆきまかせの自由旅が好きなライター。元バックパッカーで今は2児の母。人生を今よりちょっとだけ楽しくしてくれるモノが好き。Web媒体で旅や地域の魅力を発信したり、取材記事を書いてます。お仕事も随時募集中♪

対面だからこその

f:id:cmiyumiyu:20220117124015j:image

きのう美容院に行きました。前回初めて行って、完全おまかせで切ってもらった美容師さんがとってもよかったので再訪。

 

美容院って美容師さんとの距離も近いし、そばにいる時間も長いから、何となくいろんな話をしちゃいますよね。しかも私はライターをやっているので、取材感覚であれもこれも聞いちゃうんです。

そんな中、印象に残った話がありました。

「美容師やってて喜びを感じる時ってどんな時なんですか?」って聞いたら、その美容師さんはしばらく考えて「自分への指名が増えていく時ですかね。」

そしてその後こう言ってたんです。「僕はこの店で12年働いてるんですけど、長くお付き合いしてるからこその喜びっていうのもありますね。ずっと僕が髪を切っていた子が成長して、成人式のセットを頼まれたり、卒業して地元を離れたけど、帰省した時に髪を切りにきてくれたり。なんか親戚のおじさんみたいな感覚かな。こういうのって、店に数年いただけでは経験できないことですよね。」

話を聞いて「なるほどな〜。」と思いました。

 

このご時世で、在宅ワークとかテレワークが推進されてるわけだけど、もちろんそれが不可能な職種もたくさんあるわけで。

コロナの対応面でも接客業という部分でも、対面だからこその大変さはいっぱいあると思う。でもそれと引き換えに、直接お客さんと顔をあわせて言葉を交わすからこそ得られるものって、きっとたくさんあるんですよね。しかもそれが細く長く続くことで、また新たな関係が出来上がっていく。

 

ヘアスタイルの仕上がりにも大いに満足しつつ、いい話が聞けたなと思いながらきのうは家に帰ったのでした。

オケ部の息子が見せてくれるもの

子どもを通してこそ見られる世界、というのがある。

高1の息子は、この春オーケストラ部に入部した。もともとワンダーフォーゲル部に入ると決めていた息子だったから、ある日突然「オケ部に入部する。」と宣言したときには心底驚いた。

新入生歓迎の演奏会を聴き「やりたい!」と思ったのだそうだ。でも仮入部からいきなりハードな毎日が始まり、土日も朝から晩まで部活の生活。楽譜も読めないのにバイオリン??

勉強との両立も難しそうで、一旦はやめようかとずいぶん悩んでいた。でも先輩も親身になって相談に乗ってくれ、最後はオケ部を続けると決めたらしい。

 

息子は中学までは陸上部だった。最後まで陸上部だったけど、お世辞にも熱心とは言えなかった。その息子がオケ部一色の生活になろうとは。半年前までは夢にも思わなかったことだ。

 

息子が入部して初めて知ったのだが、この学校のオケ部は全国レベルらしい。実際に私も演奏会に行ったのだが「これが高校生?」と思うほどで圧倒された。人気の部活らしく部員数もかなり多い。

初心者の息子だが、4月に入部して6〜7月くらいにはいきなり演奏会に出ていたと思う。本番で場数を踏ませて上達させるやり方なのかもしれない。

まさか自分の息子がバイオリンを弾く日がくるとは思ってもみなかった。毎日部活のためだけに生きている感じで、くたびれ果てて帰ってくる。それでも楽しいのだという。

個人競技の陸上とはまったく正反対の、団体でつくりあげていくオーケストラ。レベルの高い子たちに囲まれて、切磋琢磨しながらひとつのものをつくっていく楽しさを息子は知ったのだろう。人ってこんなに変わるんだなぁ。私はこんなに何かに打ち込んだ経験がないから、息子がとてもまぶしく見える。

 


そんな息子が少し前に突然「今度全国大会があるんだよ。」と言ってきた。

「え?〇〇(息子)も出るの??」

「うん。」

いきなりの大舞台ですか??もちろん応援に行くよ!

全国レベルの演奏を聴けるチャンスなんてそうそうない。息子がこの学校のオケ部に入ったからこそ、垣間見せてもらえる世界。もし「私だけの人生」だったら、決して見ることのできない景色だ。今からわくわくする。息子に感謝して全国レベルの演奏を聴いてきたいと思う。


そして今日はその、全国大会。

 

 

 

 

やってみたい!電車でソロキャン旅〜妄想編〜

ちょっといいこと思いついた。電車に乗ってキャンプ。もちろんひとりで。まぁ一緒に行きたいという奇特な人がいれば、それもおもしろいかもしれないけど。

f:id:cmiyumiyu:20210914164419j:image

キャンプは子どもたちが小さい頃、毎年何回か行った。でももう何年も行ってない。子どもたちが大きくなってそれぞれ忙しくなると、家族で出かけること自体が劇的に減った。しかも夫は土日仕事だ。

「家族と一緒にキャンプ」はもはや夢のまた夢。だったらひとりで行くしかない!前から1人用のテントで寝てみたいな〜って思ってたし。

 

ひとりで行くとなると、気になる点がある。

1.荷物が多いと大変!

準備も設営もできるだけ最小限にコンパクトにしたい。

2.車での移動はしたくない

私はふだん車の運転はしない。首都高なんてもちろん怖くて絶対に運転できない!

そうなると思いきって1人用のテントを買って、コンパクトに最低限のものだけ持って電車でキャンプ、ってなるよね。


人によってキャンプに求めるものは違うと思う。完全に人里離れた自然の中で、自分の時間を楽しみたい人もいるだろうし。

でも私はそういうタイプでもない。あんまり辺鄙すぎて人が全くいないのは怖いし、遠すぎて行くだけで疲れちゃうキャンプもちょっとね。

近場でも自分の時間や空間が持てればそれでいいかな。たしかに自然の中でリフレッシュはしたいけど、田舎でも都会でもべつに構わないし、こだわりのキャンプ飯を作りたいって希望もない。

だったら最小限の荷物にできそうだし、電車でキャンプもありじゃない?

f:id:cmiyumiyu:20210914164445j:image
今思いつくのは、都内の「江東区若洲公園キャンプ場」。以前そこで何度かデイキャンプをやったことがある。公営なのでリーズナブルだし、足りないものはそばのショップで買うこともできる。それに駅からバスで15分で行けちゃう!

まさに都会のキャンプ場なんだけど、すぐそばには海があって、夜は東京の夜景が楽しめる。サイクリングロードだってあるしね。

いいと思うよ!

まぁ今行くのは控えるけどね。アレコレ妄想するのは楽しいなぁ〜。

f:id:cmiyumiyu:20210914164505j:image
どこまで荷物をコンパクトにできるのかがポイントだね。

自分がそこでやりたい事、絶対に譲れないものは何なのか?


私が求めるのは一言でいえば

「焚き火しながらお酒を飲んで、とくに何もしない時間を過ごすこと」かな?

 

ウチにあるのは重ーい焚き火台だから、あれ持ってくのはムリね。でもヒロシさんが「ヒロシのぼっちキャンプ」で使ってるような、小さな組み立て式の焚き火台なら持っていけそう。

別に誰ともしゃべらなくていいんだ。元々そんなにお話好きなわけじゃないからね。時々こっちに流れてくる煙にゲホゲホしながらお酒を飲む。「ちょっと火が近いな〜。」とか言いながら。そんなのでいいんだよ。

で、日中もこれまたとくに何もせずに、椅子に座って本を読む。サイクリングくらいはするかもね。で、海見て。

こういう時間ってなかなか贅沢だよ。あえてつくろうと思わないとなかなかつくれない。

娘と2人で行くのもいいかな。

食料品は最低限でいい。レトルトのハンバーグでも挟んでハンバーガー作ったり。足りなければ途中コンビニで買おう。まさに都会ならではのキャンプだね。


実際にどのくらいの荷物が必要なのか。ソロテントだって実物見ないと大きさはよく分からないし。シュラフだって持ってかないとだしね。そう考えたらけっこうな荷物になるのかもしれないな。


でもさ、結局何が楽しいかって、こうしてあれこれ妄想してる時間が一番楽しいんだよね^_^

 

今日は自由気ままな独り言ブログでした。

読んでいただきありがとうございます。トラベルライターとして、旅行Webサイト「トリップノート」の記事も書いてます。

 

さっき紹介した「江東区若洲公園キャンプ場」の記事も以前書いてるので、よかったら覗いてみてください。

↓↓↓

【東京】安く手軽に本格アウトドア!「江東区立若洲公園キャンプ場」の楽しみ方トリセツ

 

 

 

房総旅でみつけた千葉プチグルメ5選

先日の日帰り房総旅でみつけた、「これって千葉だよね〜!」と思ったプチグルメ5選をご紹介します。旅のおともやお土産にどうぞ♪(ちなみに筆者は千葉県民です。)


【1】花寿司

f:id:cmiyumiyu:20210911123841j:image

「花寿司」は房総エリアの郷土料理で、華やかな絵柄や模様がはいった太巻きです。

いわゆるふつうの太巻きよりも大きく、ボリュームがありますね。花や文様などのほか、パンダやちょうちょなど可愛らしい絵柄のものもあり、思わずほっこりしちゃいますよ!

冠婚葬祭や集まりがあるときなどに食べられるんだとか。「太巻き祭り寿司」や「祭り寿司」などいろんな呼び方があるみたいですね。


ちなみにこちらは、以前小湊(こみなと)鉄道に乗った際にJR内房線五井駅で見かけたもの。

f:id:cmiyumiyu:20210911124123j:image

もはやアートです!きっと手間がかかってると思うんですが、そのわりに値段は手頃な気がします。

 

【2】千葉のしょうゆサイダー

f:id:cmiyumiyu:20210911125143j:image

千葉県は醤油の生産量日本一。キッコーマンヤマサ醤油ヒゲタ醤油と大手5社のうちの3社が千葉にあります。

わが家の子どもたちは、以前小学校の校外学習でキッコーマンの工場見学に行き、お土産で醤油入りの醤油差しをもらってきました。


さて今回見つけたのは「千葉のしょうゆサイダー」ヤマサ醤油とのコラボ商品らしく、即買いしました!

海辺でプシュっと飲んでみましたよ。しょっぱくは…ありません。よく飲み慣れた、赤いラベルのあの飲み物に似てるかな?


ちなみに以前「アイスにかける醤油」なるものを見かけたことがあり、ずっと気になっています。みたらし団子味になるというウワサですね。

今度見かけたら絶対に買おう!と決めて早10年以上たちますが、なかなか巡り会えてません。ためしに今度ふつうの醤油をかけてみたらどうかな?


【3】亀屋のタコせんべい

f:id:cmiyumiyu:20210911125230j:image

これはおいしかったです!甘じょっぱい薄焼きせんべいで、3枚入り¥120(税込)。1枚だけのつもりでしたがあっという間に全部食べてしまい、あと2袋くらい買えばよかったと思いました。

ちなみに房総の有名なお土産のひとつに「鯛せんべい」があるんですが、これをつくっている「亀屋本店」さんのものだったらしいです。


【4】亀田の柿の種 勝浦タンタンメン風味

f:id:cmiyumiyu:20210911125302j:image

じつはこの房総旅の密かなミッションに勝浦タンタンメンを食べる!」というのがあったんですが、今回果たせないまま終わってしまいました(-。-;。

 

なにかと行動が裏目裏目にでて、挙句の果てには心が折れ、すごすごと帰ることに。くやしいので「亀田の柿の種 勝浦タンタンメン風味」を買って帰り、酒のつまみにしました。


あ、皆さん!

勝浦タンタンメン、もちろん知ってますよね??

千葉県勝浦市のご当地ラーメンで、以前B-1グランプリでも優勝したことがあるんですよ♪いまや勝浦の地元グルメとしてすっかり定着しています。

今度こそは絶対食べる!(いや、食べたことあるんですけどね。)


【5】Qnuts(キューナッツ)

f:id:cmiyumiyu:20210911125501j:image

キューナッツ。

聞き慣れない名前ですよね。

最近「ピーナッツ王国千葉」で誕生した新品種です。なんと!千葉県がその威信をかけ、20年の歳月を費やして開発したらしい!


その存在はウワサには聞いていたのですが、この旅の途中で初めて見かけました。従来のピーナッツに比べ、しっかりとした甘みと旨味が特徴なんだとか。

PナッツならぬQナッツ。

「これまでのピーナッツを超える味」という意味が込められているそうです。なかなかのネーミングセンスですね^_^

今回買わなかったのが悔やまれます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ライターとして、ブログ以外にも旅行webサイト「トリップノート」や鉄道メディアで記事を書いています。よかったら覗いてみてくださいね♪

「トリップノート」の記事はこちら↓↓↓

tripnote.jp

tripnote.jp

 

「ブログ」の記事はこちら↓↓↓

cmiyumiyu.hateblo.jp

cmiyumiyu.hateblo.jp

 

 

「病気や障がいを持つ人と一緒に仕事をする人」へのサポートが絶対に必要だと思うワケ

精神障がいを持つ人が同じ職場にいる、というAさんの投稿が目にとまりました。

そこには、毎日一緒に仕事をするAさんの複雑な心境が綴られていました。障がいを持つその人は突発的な言動や行動も多く、周りの人たちもなかなか大変なようです。Aさんもできるだけ親切にがまん強く接しよう…と思う一方で、正解がわからず、手探り状態。そしてそんな心情を投稿している自分自身に対しても、罪悪感を抱いているようでした。

私にも似たような経験があったし、かなりしんどいだろうなと感じ、思いきってこの記事を書くことにしました。

この記事を読んで不快に感じる方もいるかもしれませんが、ひとつの現実として読んでいただければと思います。

       ※  ※  ※  ※  ※

私が以前一緒に仕事をした社員の女性は、大病を患っていました。

感情の起伏が激しく、こちらが言うこと為すこと全てに対して嫌味や攻撃で返してくる。もちろん、病気からくる不安やストレス、体調不良など、かなり本人もつらい状況だったとは思うんですが、女性は2人だけだったし、矛先はすべて私。事務職でデスクも向かい合わせだったので逃れようもありません。

こちらは病気のことで気を遣ううえ、その人ができることは限られるので、自分の負担も大きく、とにかくいっぱいいっぱいでした。

元々の性格もキツかったらしいのですが、仕事を教わる立場でもあったし、病気を抱えてる人のことを悪く言うのもいやだったので、自分がガマンするしかないと思っていました。

上司は状況を知りつつ、見てみぬふり。フォローやサポートもなし。どこにも捌け口がない状態でかなりしんどかったです。

       ※  ※  ※  ※  ※

そんな状況が続いていくと、その人への態度も自分でどんどんそっけなく、冷たくなっていくのが分かるんですよね。

途中からは、もう私から一切話しかけなくなったし、必要最低限の会話しかしないようにしました。そうしないと自分が壊れると思って。

でもかたや「闘病中の人に優しくなれない自分は、なんて冷たい人間なんだろう。」と自己嫌悪に陥ったりもして、とても苦しかったです。唯一の救いは、私が週2、3日出勤のパートだったこと。もし毎日顔を合わせていたら、間違いなく仕事を辞めていたでしょう。

今思えば、上司にはっきりと自分のしんどさを伝えるべきだったなと思います。でもその時は、そんなことを言うのはひどい人間のような気がして言えませんでした。

そしてその時の私と同じように、もやもやと複雑な思いとストレスを抱えながら仕事をしている人は少なくないと思うんです。

       ※  ※  ※  ※  ※

会社はそんな人たちの気持ちを掬いあげて、負担を軽減するシステムや窓口をつくるべきです。

医学もどんどん進歩してるし、病気と付き合いながら仕事をするのはこれからさらに当たり前になるでしょう。

それにオリンピック、パラリンピックでこれだけ「多様性」という言葉が使われるなか、障がいのある人たちの雇用ももっと多くなっていくと思うんですよね。

もちろんそういう社会になることは必要だと思います。どんな人も、社会の中で自分の居場所があるというのは大事なこと。生活もしなければならないですし、仕事が自分の気持ちの支えになることもあるでしょう。

それに本来ならば、いろんな状況にある人たちが一緒に仕事をすることで、お互いに今まで気づかなかった価値観やものの見方を学ぶ機会にもなると思うのです。

       ※  ※  ※  ※  ※

企業は、障がいのある方や闘病しながら働く方の雇用を確保・維持するという部分にばかり焦点を当てがちな気がします。だけどほんとに大切なのは、雇用すること自体ではなく、その中身のはず。

人間誰しも感情があります。嬉しいとか楽しいだけじゃなく、頭にきたりイライラしたりもします。病気や障がいを持つ人と一緒に仕事をするというのは、きれいごとだけじゃなく、複雑でシビアな心情も絡んでくるのです。

それを会社として何のサポートもせずに、一緒に仕事をする人の優しさや親切心、忍耐力だけに頼って現場に丸投げっていうのは、ちょっと違うんじゃないかなと。

長い目で見れば、いつでも誰でも病気や障がいを抱える立場になるかもしれないし、結局は巡り巡ってお互いさま。だからこそ、誰にとっても働きやすい職場環境を整えることは、会社の責務なんじゃないでしょうか?

【青春18きっぷ】小田原のみかん畑×歴史の舞台裏スポットを歩く旅「早川・片浦ウォーキングトレイル」

今年の春、「青春18きっぷ」を使って神奈川県の小田原市にあるウォーキングトレイルを歩いてきました。

f:id:cmiyumiyu:20210729230422j:image

青春18きっぷ」は一言でいえば、全国のJR線普通列車に5日間乗り放題(1日あたり¥2,410)になるお得なきっぷです。

 

くわしくは旅行Webサイト「tripnote」で書いたこちらの記事を参考にしてみてください。↓↓↓

tripnote.jp

 

海の見える無人駅「JR根府川(ねぶかわ)駅」

さて東京駅を出発したのは朝の6時半。

f:id:cmiyumiyu:20210729230513j:image

向かうのはJR東海道本線にある「根府川駅」です。この日は天気も上々で、のんびりと普通列車に揺られながら旅をするにはもってこいの日でした。


8時過ぎには根府川駅に到着。どうやら無人駅らしく、かなりこじんまりとしています。でもその佇まいが何ともいえずいい!

f:id:cmiyumiyu:20210729224035j:image

駅舎の外側から中を見ると、改札の奥にキラキラと青い海が広がっています。ちょっとレトロな雰囲気+明るい海の開放感。思いがけず素敵な駅に出合えて、気分も上がってきました。

 

「早川・片浦ウォーキングトレイル」をスタート


この日の目的は「早川・片浦ウォーキングトレイル」というウォーキングコースを歩くこと。11.2キロのルートを歩き、最後はお隣にある「早川駅」から電車で帰る予定。

 

コースのスタート地点がちょっと分かりにくいですが、どうやら海沿いの幹線道路よりも小高いところにある道を歩いていくようです。

f:id:cmiyumiyu:20210729230256j:image
住宅街を抜けるとちょっとした山道になりました。緑の木々の間を吹き抜ける風が心地いい♪

f:id:cmiyumiyu:20210729224113j:image

周りにはみかん畑が広がり、オレンジや黄色のビタミンカラーと青い空のコントラストが眩しいです。ちょうど海を見下ろす高さにあり、穏やかな相模湾が視線の先に広がります。

 

のんびりてくてく歩いていきますが、途中で会う人はほとんどいません。たまにすれ違うのは農家の軽トラくらい。

f:id:cmiyumiyu:20210729224259j:image

 

なんて平和なんだーー!こういう時間がほしかった♪

 

と心の中で叫んでみる。

 

さっきの根府川駅ののんびり感といい、日常のせわしなさを忘れて気持ちが穏やかになるのが分かります。


途中で東海道本線の在来線と新幹線の両方を見られるポイントもあり、鉄道好きにとっても穴場かも?

f:id:cmiyumiyu:20210729224141j:image
コースの山道は途中であちこち枝分かれしていて、何度か迷いました。たまに看板もあるのですが、案内としてはちょっと分かりにくいかな。「ウォーキングトレイル」とうたっているからには、もう少し分かりやすく整備してもらえたらうれしいですね。


源頼朝が敗れた「石橋山古戦場」

さて最初に立ち寄ったのは「石橋山古戦場」。ここは1180年、源頼朝が平家の大軍と戦って敗れた場所。この石橋山の戦いで頼朝は命からがら追手から逃れ、舟で千葉の房総に渡りました。そしてその後、千葉氏などの協力を得て鎌倉幕府をひらくのです。

f:id:cmiyumiyu:20210729224238j:image

途中にあった文三堂(ぶんぞうどう)」という小さなお堂をお詣りし、少し行くと「佐奈田(さなだ)霊社」という看板があったので階段を上っていきます。ちょうど境内にベンチがありました。よかった~!ずっと歩きっぱなしだったのでほっとひと休み。

f:id:cmiyumiyu:20210729224319j:image
持ってきたおにぎりを食べていたら、住職さんらしき方が「すみません。ここでは飲食できないんです。」と声をかけてきました。「あ、スミマセン。」というやりとりがキッカケで、その後いろんなお話を聞かせていただきました。(おにぎりはすでに食べたあとでしたけど(;'∀'))


住職さんによれば、どうやらこの「佐奈田霊社」はとても由緒があるようです。

 

「佐奈田霊社」には佐奈田与一(さなだよいち)という武将が「明神」として祀られています。与一は石橋山の戦いで源氏側の先陣として平家軍と刀を交え、奮闘の末討たれた頼朝の家臣。

 

「佐奈田霊社」の境内にある「与一塚」には、与一が鎧のまま埋葬されているのだそうです。

 

ちなみに先に立ち寄った「文三堂」には、与一の家臣で、与一が討たれた後に壮絶な死を遂げた文三家康が祀られています。

f:id:cmiyumiyu:20210729225943j:image

何も知らないまま立ち寄ったのですが、佐奈田霊社の周辺一帯がまさに合戦の場所だったんですね。800年以上も前に、この場所で頼朝たちが死闘を繰り広げたのかと思うとちょっと鳥肌が立ちました。


さてお昼も近くなったので、住職さんにランチのおすすめを聞いてみたところ(まだ食べるんかい!)、「うおとら」というお店をおしえてくれました。


なんでも小田原の新鮮な魚介類が食べられるとのことで、住職さんもよく行かれるようです。海のそばに来たんだもの、やっぱり海の幸だよね!


でも「うおとら」のランチを食べるためには、このウォーキングトレイルを外れて一般道に出ないといけないのです。ウォーキングコースをひととおり歩くつもりでいたので、どうしようかちょっと迷いました。

 

だけど・・せっかく地元の方におしえてもらったんだから、これは行くしかない!と予定を変更して「うおとら」へ向かうことに。山から海沿いの幹線道路へと下り、お店のある早川方面へ歩いていきます。

 

途中こんな無人販売所がありました。その土地ならではのものに出合うと旅先にいることを実感しますね。そしてそういうところがまた、旅の楽しさでもあるんだな♪

f:id:cmiyumiyu:20210729224541j:image


お土産買うなら「漁港の駅  TOTOCO小田原」

f:id:cmiyumiyu:20210729224417j:image

途中「漁港の駅  TOTOCO小田原」に立ち寄りました。

 

f:id:cmiyumiyu:20210729225627j:image

入口にあったのは、なんと「かまぼこキャッチャー」!さすが小田原です!!

 

f:id:cmiyumiyu:20210729224512j:image

店内には小田原の特産品が所狭しと並んでいて何とも楽しそうだったけど、今回は時間がないので泣く泣く先を急ぎます( ノД`)。

 

http://「漁港の駅  TOTOCO小田原」

 

地元の方おすすめ!さかな料理「うおとら」

f:id:cmiyumiyu:20210729224615j:image

道に迷いながらもようやく「うおとら」に到着。ランチ営業が終わる直前なのに、待っているお客さんが何人もいました。魚屋さん直営のお店らしく、どうやら地元で人気店のようです。

f:id:cmiyumiyu:20210729224630j:image

ランチは「海鮮丼(¥1,350)」をいただきました。さっきおにぎりも食べましたが、まだ歩かないといけないからエネルギー補給は必要だよね!

 

新鮮でプリプリの相模湾の恵みをいただき、ようやく一息つきます。


嘘かまことか?「石垣山一夜城

f:id:cmiyumiyu:20210729224715j:image

石垣山一夜城は1590年、関白豊臣秀吉が小田原北条氏を攻めた際に拠点とした城。周りの木々を切り払い、一夜で城を築いたように見せて、小田原城にいる北条氏の戦意を喪失させたと伝えられています。実際には城の築城に80日ほどかかっているんだそう。

 

じつはこの日途中まで歩いていた「早川・片浦ウォーキングトレイル」は、山側から回り込んでこの「石垣山一夜城」を通り、最後に早川駅へと下りるルートになっていました。でも「うおとら」でランチを食べるためにコースから外れ、すでに山を下りちゃってます。

 

この時点でかなり歩いて疲れもあったので、もう「石垣山一夜城」には行かないつもりでいました。・・が、海鮮丼を食べたら体力復活してしまった!

 
まあ、行けるとこまで行ってみるか。

f:id:cmiyumiyu:20210729224804j:image

「一夜城」まではひたすら道路沿いをくねくねと上っていきます。


どうにか「一夜城」まで到着しました。

f:id:cmiyumiyu:20210729224927j:image

今でもしっかりとした石垣が残っているんですね。こんなものをいきなり見せつけられたら、北条氏もそりゃあ驚愕するでしょう。

 

小田原市 | 石垣山一夜城

 

 

「一夜城 Yoroizuka Farm (ヨロイヅカファーム)」

f:id:cmiyumiyu:20210729224949j:image

石垣山一夜城」のすぐそばには、有名パティシエ、鎧塚俊彦さんの「一夜城ヨロイヅカファーム」がありました。

 

相模湾が見渡せる場所にあり、お店でスイーツが買えるほか、レストランや地元農産物の直売所も併設されています。その周りに広がるのが農園みたいですね。ちょっとした散策を楽しむこともできました。

f:id:cmiyumiyu:20210729225024j:image

時間的にさっきの海鮮丼も消化し、そろそろデザートが欲しくなるころ。「クレーム・ピスターシュ(ピスタチオのプリン)(¥390)」を外のテーブルでいただきました。

f:id:cmiyumiyu:20210729225039j:image

一夜城 Yoroizuka Farm


もう午後も遅い時間。この後千葉まで戻らないといけないし、そろそろ駅に行かないとなぁ。

 

山を下りて小田原漁港まで少し足を延ばしたあと、早川駅から電車に乗りました。

 f:id:cmiyumiyu:20210729225054j:image

 

ちょっと寄り道!新橋で愛されるお店「ビーフン東(あずま)」

f:id:cmiyumiyu:20210729225110j:image

さて電車で千葉まで帰る途中、都内の新橋駅で降りて「ビーフン東」というお店に立ち寄りました。何しろ育ち盛りの子どもたちが、家でお腹をすかせて待ってるからね。私も帰ってから料理する元気はさすがにもうありません^^;。

 

ビーフン東」の中華ちまきビーフン、すごくおいしいんですよ^_^

 f:id:cmiyumiyu:20210729225126j:image

結局この日は15キロ近く歩きました。なかなかの距離です。

 

「早川・片浦ウォーキングトレイル」は途中歩けなかった区間もあるものの、思いがけないところに立ち寄ることもできて充実した日帰りウォーキング旅でした。みかん畑と青い海が心を和ませてくれ、もう一度行きたいと思える場所がまたひとつ私の中で増えました。

 

読んでいただきありがとうございます。


よかったらほかの記事ものぞいてみてくださいね。

 

こちらは旅の最後に立ち寄った「ビーフン東」の過去記事です。↓↓↓

cmiyumiyu.hateblo.jp

 

cmiyumiyu.hateblo.jp

 

 

ダイエットの効用

ダイエットを始めてもうすぐ3か月。

始めたきっかけは前にブログに書いたとおりで、3か月を目安に続けようとがんばっている最中です。食事+運動の方法でやっていて、ようやく5kg減まできました。

cmiyumiyu.hateblo.jp

ある程度の結果が出て分かったことがあります。

それはがんばればその分の結果がついてくるということです。なんだ、当たり前じゃん、って思うかもしれません。でも私は本気でダイエットしたのは今回が初めて。だから今それを実感してるとこなんですよね。

筋トレやジョギングは正直いってきつい!もともと運動好きではないので、2、3日やらないとサボり癖がついて、その後再開するのも大変。

でも体重が前後しながらも、少しずつ数字が減っていくのを目にすると、「やっぱり今日も走ろう。」とか、「最後まで歩かないで走りきる!」とか、「今日はお酒は飲まないでおこう。」と自分をセーブする気持ちになるのです。

結果が目に見えると「自信」につながりますね。なんだ、やればできるじゃん!って。


TVでよくこんなのありますよね。ぽっちゃりさんにダイエットの神様が降りてきて、一念発起してダイエットを始める、っていう番組。

皆さんダイエットをやりきったあとって、すごくキラキラして見えます。なんか自信にあふれているというか。

きっと「着たかった服が着れるようになった」とか、「初めて彼氏ができた」とか、そういう「目に見える結果」で、自分の女性としての魅力が増したのを実感するんでしょう。

でもそれだけじゃないと思うんです。

ダイエットで結果を出すって、やっぱり固い意志が必要です。やり方は人それぞれだと思うので楽ちんダイエットもあるかもしれませんが、本気でやろうと思ったら決してラクじゃないことは確かです。甘いものやお酒など、誘惑もたくさんあるしね。

そのつらいダイエットを乗り越えて、自分が求める結果をだせたという自信が、最後のキラキラにつながっているじゃないかな、と思います。

私はまだあと1週間くらい続行しますが、鏡を見てウエストまわりがすっきりしたなぁとか、お尻がちょっとちっちゃくなったかな?という実感はあります。そして確実に減った体重計の数字を見れば、つらいけど努力をした分は報われるんだなというのがわかるのです。

人ってちょっとしたキッカケで自分に自信がもてるんだと思います。ダイエットでそんな大げさなと思われるかもしれませんが、侮ることなかれ。

もしも今ダイエットをがんばってる人がいたら、つらいかもしれないけどあと少しがんばってみてください。

最後には自分が思う以上のものを得られるかもしれませんよ♪

 

読んでいただき、ありがとうございます。


よかったら他の記事ものぞいてみてくださいね。