突然ですが、きのう家族でもんじゃ焼を食べてきました。
なぜかというと
ダンナがどーしても行きたかったから。
東京の下町っ子だったダンナにとっては、もんじゃ焼というのはソウルフードらしい!
私は山形生まれの山形育ちなので、昔はもんじゃの存在すら知りませんでした。そして、関東近辺に住むようになってはや30年近くたちますが、もんじゃ焼を食べたのは一度だけ・・
一度しか食べたことのない理由、それは
食べた気がしないから!
だって、小さーいコテでちまちま食べるだけで
お腹一杯にもならないし・・。だったらお好み焼き食べるよね。
しかし、それもそのはず。ダンナいわく、もんじゃはおやつなんだ!そうです。現在五十路に突入した彼がいうには、子どもの頃は駄菓子屋でもんじゃを食べられたというんです。
しかももんじゃは100円、お好み焼きは200円だったとか。(お好み焼きは卵が入る分、高級。)
これは衝撃の事実!
鉄板がある駄菓子屋自体、想像できないです。
もんじゃ焼といえば東京の月島が有名ですが、
今や一大観光地となってしまった感あり。本来のもんじゃを知っているダンナからすれば、かなりの違和感らしい。なにしろ子どもが自分のお小遣いで食べられるような庶民の食べ物だったわけですからね。
で、本人も30年以上食べたことがなく、久々に懐かしの味を食べたくなったみたい。そして子どもたちにも、自分の少年時代のソウルフードを食べさせてみたかったんでしょう。
さて行った先は、家から徒歩15分のお好み焼き屋。入るのは初めてです。この日のメニューチョイスや仕切り役は、すべてダンナに任せることにします。
まずは軽ーくおつまみ系のものを鉄板で焼きます。
イカゲソのバターしょうゆ焼き、あらびきウインナー、豚バラとキャベツのホイル焼きポン酢添え・・
いいですねえ。酒飲みにはたまらない!
ビールも進み、ダンナも調子がでてきました(笑)
坦々チーズもんじゃやら、カマンベールもんじゃやら、いかにも酒飲みが好きそうなメニューが次々と出てきます。
子どもたちの希望はどこまで反映されているのか・・?
私は日本酒片手に食べ役に徹するのみ!
ちなみにもんじゃの作り方はこんな感じ。
1、ゆるく水溶きした小麦粉の生地と、さいの目切りや千切りにしたキャベツを、他の具材と混ぜます。
2、そこから具材だけを鉄板にのせ、よく炒めます。
ダンナはふたつのヘラで、キャベツをリズムよく切るようにして炒めていました。
3、そして、具材で土手を作り
4、中に生地を流し込みます。
しばらくすると、中の生地がぐつぐつ煮えてきます。
5、火が通ってきたら全部まぜまぜして、あとは小さなコテで少しずつ食べるだけ!
ちびゴテでギューッと鉄板に押し付けてコゲをつくるとおいしい!4人でちまちまと食べます。
子どもたちは初もんじゃ。
はじめはもんじゃに乗り気でなかった子どもたちでしたが、食べてみるといたく気に入ったようです。
もちろん、お好み焼きも頼みました。
そして最後のシメはあんこ巻きです。
みなさん、知ってます??
私は知りませんでした(笑)。写真を見たほうが分かりやすい。
こんな感じです。
上に黒蜜をかけていただきました。これがまた、メチャメチャおいしかった!和風クレープあんこバージョンですね。
これもダンナにとっては懐かしの味だったようです。
いつも外に食べに行っても長居はあまりしないわが家ですが、結局3時間もいてしまった・・。
ビール+懐かしさも手伝ってか、もんじゃやお好み焼きを作りながら、きのうのダンナは饒舌でした。
いろいろ食べてお腹もいっぱいになり、みんなでおいしかったね!と店を出ましたが、最後にレシートの金額をちらっと見たダンナが一言。
時代は変わったな・・・。