今日は山登りの遭難に関して、つい最近痛切に感じたことを書きたいと思います。
つい最近、ダンナが長野と山梨にまたがる八ヶ岳に一人で山登りに行きました。
本来、私は一人で山登りに行くのには反対で、あまりいい顔はしません。やはり遭難が怖いからです。
単独だろうが複数だろうが、遭難するリスクはあまり変わらないのかもしれません。だけど、もし一人登山で滑落や遭難した場合、誰かの目撃がなければ誰からも通報されず、そのままになってしまいます。下手をすれば手遅れにもなりかねません。
わが家では6年くらい前に山登りを始めたのですが、それ以来ダンナは山にハマっていて、毎年6,7回くらいは登ってるんじゃないかと思います。なので、それなりに場数は踏んでるかもしれません。
ただ、登山を本格的にやってたわけじゃありませんし、キチンと誰かに教わったわけでもありません。どこまで基本的&実践的な技術を身につけてるのかは、正直私にもよく分からない。
もちろん山登り自体には全く反対はしていません。私自身も山は好きですし、(最近はあまり行ってませんが) それなりに登ってます。今まで子どもたちも連れて、家族みんなでもあちこち登ってきました。
山登りは (これは私個人の意見ですが) 心をカラにして自分と向き合える時間だし、苦しい登りの末に頂上に着いた時の達成感も大きい。
また、上から見る下界や雲海の息をのむ景色、夕焼け朝焼けの色は格別で、大変な思いをしてがんばって上まで登った人だけが見られるご褒美なのだと思ってます。(まあ、私はそんなにキツイ山には行ってませんが。)
いつもハードな仕事をしているダンナにとっては必要な気分転換、息抜きの時間だと、私も一応理解はしてるつもり。
だけど、行くならやはり一人ではなく、複数で行ってほしい。
私のその意向はダンナも一応知っているので、山登りの友人に声はかけたようですが、一緒に行くことはできなかったみたいです。
それぞれ仕事がありますし、ダンナは職業柄平日休みなので、日程を合わせるのも実際のところなかなか難しいのでしょう。
そうなると結局一人で行くというパターンになることが多いのです。(実際その方が都合がいい部分もあるんでしょう。ギリギリまで自分の行きたいところを検討できますし、急に思い立った時に行くことだってできるわけですから。)
とにかく、今回も私に少し渋い顔をされながらも夜中に出かけていきました。
私はこの日は仕事だったんですが、いつもなら “無事登頂しました。” とお昼くらいにはLINEが入るのに、全然入ってこない。
気になったので、こちらからも無事に登れたかメッセージをいれてみました。
その後、気にしつつも仕事をしてたんですが、いくらたってもLINEは既読にもならず、だんだんこっちも不安になってきました。
途中で電話も入れてみたけどつながらない。
折しもこの日は、私たちの住んでいるところは雨予報じゃなかったにもかかわらず、朝から昼過ぎにかけてずっと冷たい雨が降っていました。
八ヶ岳も雨マークにはなってないけど、もしかしたら予定外の雨では?千葉県内でこんなに寒いんだから、八ヶ岳はさらに気温が低いはず。(あとでダンナが言うには、この日八ヶ岳は5月中旬にもかかわらず、雪だったそうです...!)
GW中に山の遭難がけっこうあったことに加え、新潟では5/5にお父さんと息子さんが山登りに行ったまま行方不明になっている状況だったので (そして、今もまだ見つかっていないのです。) なおのこと不安は募るばかり..。
電波が入らないから連絡がいれられないのかとも思いましたが、それでも下山すれば連絡できるはずだし。
山登りは基本日没前には下山しますから、遅くとも15時くらいには下界におりてきているはずなのです。私の仕事が終わる17時になってもLINEの既読マークがつかなかったとしたら、それはどう考えてもおかしい!
もう、いろんな想像が頭の中を駆け巡ります。
もしかしたら、滑落して動けない状態なのかも?木の枝が刺さってるとか?
そうなると、今度はこれからのことを考えはじめるわけです。
どこに連絡したらいいのか?
警察?それともコース途中の山小屋?
ダンナのお姉ちゃんにも連絡しないと!
私が現地に行くことになったら、子どもたちはどうしたらいい?お姉ちゃんに預かってもらう?でも学校はどうする??と一人で自問自答。
仕事のあと、家に電話して子どもたちに聞いてみても、ダンナから連絡は入っていないというし・・。
結局、家に帰り着くまでに連絡がとれなかったら、警察と義姉に連絡しよう...と決めました。
<ついつい長くなったので、後編へ続く・・>
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