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引き続き、そのまま後編へ突入します。
結論を言ってしまえば、仕事からの帰り道にダンナとやっと電話がつながり、今は帰る途中で都内を車で走ってる、と!
聞けば八ヶ岳はガッツリ雪で (しかもそこを登ったというではないか!!) 、寒さのせいなのかスマホが全然使えなかったのだそうです。
下山してからも使えなかったから再起動したんだけど、その間にもう高速に乗っちゃったんだよ、とお気楽な答え!
・・・こっちは全然笑えない。
この瞬間、あっちに遊びに行ってる当人と、こっちで気を揉んでた私の明らかな温度差をはっきりと感じました・・・。
この人は、家で待つ家族の気持ちを本気で考えたことは一度もないな、と。
いつも行く側だからね。
こっちの気も知らないでと思うと、ほんとに腹立たしくて!
スマホが使えなかったなら、コンビニの外の公衆電話からでも、なんで一言、”下山したからこれから帰る” と留守電にいれない??
ダンナが帰ってきてからも、口をきく気にもなりませんでした。
このモヤモヤをぶつけたいと思いつつ、今日は冷静には話せないだろうな (私が), という気持ちが半分。
あとは最悪の事態も考えて気持ちが張っていた分、一気にどっと疲れが押し寄せてきて話す気力もなく、この日は早々に寝た私。きっと、心労というのはこういうのをいうんですね、初めて実感です。
何日も何日もお父さんと息子さんの帰りを待っている新潟のご家族の気持ちを考えると、ほんとにいたたまれなくなります。早く見つかってほしいです。
翌日、いくらか冷静に、でもまだ腹の虫がおさまらない私は、仕事から帰ってきたダンナに私の率直な気持ちを吐き出しました。
あと少しで警察に連絡するところだったんだからね!と。しかも、警察になんて言うのよ? 「遭難した“ かも”しれません。」って?
地元のすぐ行ける山とかじゃないんだよ。山梨と千葉で何百キロも離れてて、全く状況も分からないまま警察にそんな電話するのって、ものすごく勇気いるよ!だってもしかしたらフツーにこっちに帰ってきてる途中かもしれないのに?(そして実際そうだった...)
でも、もしホントに遭難だったら?一刻を争うかもしれない。何の連絡もつかない場合、通報するかしないかの境目はどこなのよ?と。
今回、私は初めてリアルに遭難を身近に感じてしまいました。
ダンナにしてみれば、スマホが使えなかったし、高速の渋滞にはまる前に少しでも早く現地をでたいし、連絡できるタイミングを逃しちゃった、の一言なのでしょう。実際いつもは、これから帰ると連絡入れてくれてましたしね。でも、逆にいつもある連絡が一度もなかったことも、今回不安を募らせた原因の一つだったわけで。
電話一本入れてくれればよかったものを!
一人で山に行く人は、楽しい山の予定のことで頭がいっぱいかもしれないけど、一歩踏み込んで考えを巡らせてほしいです。せめて、連絡は必ず入れてほしい!
家ではあれこれ悪い想像をしながら、気をもんで待ってる人がいるんです・・!
長くて熱い文章におつきあいいただいてありがとうございました。