つい先日、ダンナさんが北アルプスの槍ヶ岳登山から帰ってきました。思えばその3日前。彼は仕事終了後に都内から登山者用の夜行バス、毎日アルペン号に乗り、槍ヶ岳への登山口に向かったのでした。
去年は途中まで行って、悪天候のため断念した槍ヶ岳登山。今年はなんとか登りたい、と再チャレンジ。
途中大雨に見舞われたようですが、最後の日の午前中だけ、神さまが雨男のダンナさんにチャンスをくれたようで、ようやく願いが叶い、登頂を果たしたのだそうです。
一人登山でもあるし、こちらは出発した瞬間から遭難という言葉が頭をよぎって、心臓に悪いことこの上ない。ホントは一人では行ってほしくない。しかし(去年もそうでしたが)結局こちらの気持ちを伝えても、それを分かった上でもなお行くのだから、もう止めようがありません。
送り出したあとは、こちらも何もしようがないし、結局無事に帰ってくることを信じて待つのみ。あとはもし帰宅予定日に帰ってこなかったら、救助要請するとか??
これはまさに、以前ブログでも書いた、私を海外に送り出した時の両親の気持ちと同じなんじゃないだろうか‥?とちょっと苦笑。
そんなわけで、登頂できた!そしてその後の無事に下山した!という連絡を聞いて、ようやくこちらもホッとしたのでした。
帰宅後のダンナさんの話によれば、熊本や大分から槍ヶ岳に来ていた人もいたそう。そして、びっくりするくらい外国人登山者も多かったそうです!!熊本からきた人は、下山後に一旦都内にバスで戻り、飛行機で熊本に帰ると言っていたとか。
余裕のある日程をと考えたら、 それなりの休みが必要でしょうし、費用だってかなりのものでしょう。でも、槍ヶ岳はそれでも一度は登ってみたい!と思うような憧れの山なんでしょうね、きっと。
私も山登りはしますが、べつにハードな山は求めません。ほどほどに頑張って登頂して、山小屋でビール飲んで、朝焼けでも見られればサイコー!くらいのものなので、そこまでの気持ちは今のところないのですけど・・・でも、主人が槍ヶ岳に行く途中で撮ったはしごの写真を見て、これはアドレナリン全開になるだろうな~!!と思わず笑っちゃました。
私もちょっと登りたいかも(;'∀')。
ところで、本題はそこではなく・・。
実は以前から気になっていたことがひとつ。
みなさんご存知の「アルプス一万尺」。あの歌の1番の歌詞の舞台が、槍ヶ岳というのは知っていますか?
数年前に家族で山登りをしていたとき、ふと頭の中にこの曲が流れてきたので、歩きながら歌詞をよくよく思い出してみたところ、
🎶アルプス一万尺 こやりの上で
アルペン踊りをさあ踊りましょ♪
一尺(いっしゃく)=約30.3センチってことは、
一万尺=3030メートル
3000メートル級のアルプスの山かあ。
こやり・・?たしか槍ヶ岳の山頂は”大槍”とも呼ばれていたような??ってことは、小槍もあるんじゃあ?
..ありました、小槍!槍ヶ岳は標高3180メートルと高さもほぼ一致するし、なるほど、きっとこの曲は槍ヶ岳が舞台なんだあ♪と、山を歩きながらあれこれ考えを巡らせ、妙に納得しちゃったのです。
後日、TVでもたまたまこのことを取り上げていて、確信にいたったのでした。
それにしても、小槍ってどんなところ?アルペン踊り(どんな踊り?)なんて踊れるの?とず〜っと心に引っかかっていた私。
ようやく、確認できる🎶
この件について聞いてみたところ、ダンナさんいわく「多分これが小槍だと思うけど..。」撮った写真を見せてくれました。↓↓↓
あら?想像とはちょっとちがう?なんか、けっこう尖ってるかも?
ダンナさん「・・・多分踊れないと思うよ。」
頂上のそばにあって、すぐに登れるようなところかと思ってましたが、どうやらロッククライミングの技術が必要なようです(^_^;)上も踊るようなスペースはなさそうだし・・。
しかも調べてみると、小槍と大槍の間には孫槍、ひ孫槍という岩?もあるのだとか・・!おもしろい♪
小槍の上でアルペン踊りにチャレンジしよう、っていう酔狂な人はけっこういるみたい(^_^;)
近くには槍ヶ岳山荘という山小屋があって、どうやらそこでは毎夏、大槍と小槍を登るイベントもやっているらしいですよ。
ちなみにあの文豪、芥川龍之介も槍ヶ岳に登ったことがあるそうです!
アルプス一万尺の歌詞、じつは29番まであるそうなんですが・・
2番の歌詞が
きのうみた夢 でっかい小さい夢だよ
ノミがリュックしょって 富士登山🎶
さてノミは登頂まで一体何年かかるんでしょう(笑)
読んでいただきありがとうございます。
よかったら他の記事ものぞいてみてくださいね。