こんにちは。
少し前の話になりますが、9月末に初めてジャズのコンサートに行ってきました。
今回は、その時にゲストで出演したジャズバイオリニストの寺井尚子さんの存在感がすごくて、最初から最後まで目が離せなかった!!というお話です。
私は音楽にはあんまり詳しくないのですが、ずいぶん前にジャズやボサノヴァをよく聴いてた時期がありました。
そして千葉市では、毎年この時期に「BAY SIDE JAZZ CHIBA」という大きなイベントをやっていて、前々からずっと気になってたのです。
このイベントは今年で21回目だったようで、結構長い歴史があるみたい。千葉市内のあちこちで無料・有料のコンサートが楽しめる一大イベントなんです。
ジャズクルージングやプラネタリウムでジャズ、なんていうのもあって、かなり趣向を凝らしてますね。
自由に聞くことができる無料のコンサートには一度行ったことがあったのですが、もっと本格的な演奏も聴いてみたいなと思ってました。でも千葉市在住ではないし、なかなか今までチャンスもなく・・。
そうしたら今年はラッキーなことに、たまたま友人が知りあいの方にチケットをもらったらしく、一緒にどう?と声をかけてくれたのです♪
前夜祭コンサート
連絡をくれたのがコンサート前日だったので、急だし一旦は泣く泣く断ったのですが、結局子どもたちも「いいよ!」と言ってくれたので、お言葉に甘えて行くことに♡
出演者の知識がなにもないまま、仕事帰りに会場へと直行しました。
初めてのジャズコンサート!楽しみ♪
第1部は「大原保人トリオ」という3人の演奏。ピアノ、ベース、ドラムの構成で、ピアノの大原保人さんは、音楽監督としてBAY SIDE JAZZ CHIBAをまとめ上げている方のようです。
会場へ向かう途中は、友人と繁華街の中を通り抜けながら「コンサート終わった後は焼き鳥食べたいね!」なんて話してたのですが、1部終了後は2人とも「やっぱワインとチーズでしょ!」って気分に(笑)。食事を楽しみながら聴くような、心地よい演奏でした。
その空気が一変したのが第2部!
お三方の他にゲストとして登場した、ジャズバイオリニストの寺井尚子さん。そもそもジャズバイオリニストなんていう言葉すら、この時初めて知りました。
登場して演奏が始まった途端、空気が変わりました。なんというか、会場が一斉に寺井さんに釘づけになる感じ。
バイオリンの弓を前後に動かしてるだけなのに、なんでこんなに自由自在にいろんな音が出ちゃうの???(すみません、ど素人で‥。)という驚き!例えるなら、泉から水が湧き出るように、メロディーが湧き出てくる感じです。
そしてそのすてきな演奏と同じくらいすごいと思ったのが、寺井さんのみんなを巻き込んで盛り上げる力です。
寺井さんはほかの3人とも一緒に演奏したのですが、自分のパートじゃない時も、それぞれの演奏者を目一杯気持ちよく盛り上げるのがとても上手なのです。さっきまでクールなポーカーフェイスで演奏していたベースさんが、あれ?いつの間にかニッコニコで演奏してるじゃないですか!!すごい!!
演奏者がノリノリなら、相乗効果で会場全体も楽しく盛り上がるわけで、もちろんアンコールもあり、すごい熱気のままコンサートが終わったのでした。
トリオの皆さんは男性でしたから、寺井さんが紅一点で華を添えたこともあって、なおさら盛り上がったのかもしれません。でも、それにしても寺井さんのステージは、静かにかしこまりながら聴く音楽じゃなく、楽しい気分で自分も参加しながら聴く音楽なのだな~と、素人ながらしみじみ思ったのです。
すばらしい演奏に加えて、会場全体を巻き込んで盛り上げる、という寺井さんの力はすごい!まさにプロでした!!
そして結局、寺井さんのパフォーマンスでまたアドレナリン全開になった私たちは、ワインとチーズの店ではなく、焼き鳥屋でビールで乾杯し、夜は更けていったのでした。(このあと終電を逃し、3時間かけて家に辿りつくことになろうとは、このときは思いもせずに・・(;'∀')。)
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