自由旅クリエイター/ライター にじねこMiiのブログ

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チャンスは今だけ!「大嘗宮(だいじょうきゅう)」と「皇居乾(いぬい)通りの紅葉」をダブルで観にいこう♪

本日12/5、現在一般公開している「大嘗宮」「乾(いぬい)通りの紅葉」を観に、友人と皇居へでかけてきました。ちなみに一般公開期間はどちらも12/8(日)までです。

「大嘗宮」はご存知のとおり、天皇陛下の即位に伴う儀式「大嘗祭」を執り行ったところで、このためだけに造られた宮殿です。一般公開が終わったあとは取り壊されるそうなので、実際にこの目で見られるのは今週末までのみ!ということになります。また「乾通り」は平成26年以降、春の桜と秋の紅葉のシーズンだけ一般公開しています。

 

今回11/30~12/8の9日間のみ「大嘗宮」と「乾通り」の一般公開が重なったため、ふだん観ることのできないこのふたつの貴重な場所を両方とも観ることができる、またとないチャンスなんです。

 

今日の人出と入場までの流れ

今日は平日とはいえ、天気もよく穏やかだったのでかなりの人出でした。(もちろん覚悟の上。)私たちは東京メトロ千代田線の「二重橋前駅」で降りたのですが、皇居に向かう信号からすでにかなりの人、人、人。(私たちが行ったのは10時半~11時頃)。でも混んでるとはいえ、流れてはいたのでわりとスムーズに進み、そのまま簡単な手荷物検査を受け、皇居の中へ。

ただおそらく今週末は大嘗宮を観るラストチャンスということもあるので、相当な人出だと思われます。皇居の門の中に入るまでもかなりの時間がかかるかもしれませんね。ちなみに「大嘗宮」へも「乾通り」へも、入場は「坂下門」からのみとなります。(一方通行。)

 

余談ですが、今日の東京の空にはいろんな不思議な雲が浮かんでいて、空を見るのが好きな私はそっちも気になりっぱなし。おかげで長い行列もあんまり苦にはなりませんでした。

 

「大嘗宮」と「乾通り」を両方観たい!

坂下門を入り、宮内庁まで進むと道が二手に分かれます。そのまま「大嘗宮」を観にいきたい人は右折。紅葉を楽しみたい人はそのまままっすぐ「乾通り」へ。私たちは両方観たかったので、乾通りをまっすぐ進んで紅葉を楽しみ、途中の西桔橋を渡って大嘗宮へ向かうというルートにしました。ちなみに乾通りをそのまままっすぐ「乾門」まで行ってしまうと、大嘗宮へ行くことはできないのでご注意を!

 

乾通りの紅葉はどんな感じ?

今日の乾通りはまさに紅葉の見ごろ!赤、オレンジ、黄色、そして緑のコントラストがすばらしい!どの木もとても手入れが行き届いていて(当然か!)、見ていて心が安らぎました。

皇居の石垣と紅葉のコラボも素敵でした( ´∀` )。ただ人波に流されているので、立ち止まって写真を撮るのはなかなか難しかったですね。

 

そのまま「大嘗宮」へ

さて私たちは乾通りの途中から、右へ西桔橋を渡って「皇居東御苑」にある「大嘗宮」へ。ほとんどの人は「乾門」へは向かわず、同じく「大嘗宮」方面へ行っていました。(そりゃそうですよね。)さてここからいよいよ混み合ってきます。参考までにこの時点で出ていた待ち時間の表示は「60分」でした。

目の前に大嘗宮が見えてきましたが、ここからぐるっと行列は迂回していて、今までわりとスムーズに進んでいたのが、急にじりじりと進む感じになりました。大嘗宮を横目で見ながらもなかなか近くならない(;'∀')。

そしてようやく大嘗宮が目の前に。みんな写真を撮ろうと必死です(笑)!

背景には高いビルが立ち並ぶ中で、大嘗宮は色合いや建物の造りそのものもなんだかそこだけ「異空間」という感じでした。今にも奥から平安貴族が現れそうな雰囲気で、思わずタイムスリップしたかのような錯覚に陥ります。遠目から見ただけですが、鳥居や階段には、木の皮を剥がない丸太をそのまま使っているようでした。

 

 

都道府県の木」

せっかくなので皇居東御苑内の他の場所も訪れてみました。こちらはふだんも一般公開されているみたいですね。

 

ちょっと変わったところでは、各都道府県の木を集めて植えているスポット。自分がゆかりのある都道府県の木がどこにあるのか見つけるのも楽しい♪

 

ちなみに私が住んでる千葉県の木は「いぬまき」という木でした。知らなかった!あ、私の出身地の山形県はもちろんさくらんぼ(せいようみざくら)」でした。

 

すぐそばには雑木林もあり、紅葉がとても綺麗でした!そして小径の雰囲気がまた素敵なのです。

 

 

「二の丸庭園」

こちら手入れが行き届いた素晴らしい庭園。池があり、滝があり、東京駅がすぐ近くにあるような場所なのに、ここは別世界。私は東京のこういうところがたまらなく好きなんですよね~。「新しいものと古いもの」「革新と伝統」「動と静」がごちゃまぜになってるようなところが。

 

 

三の丸尚蔵館

ちょっとした博物館のようなかんじで、今現在「大礼ー慶祝のかたち」という展覧会を開催しています。こじんまりとしたスペースに、これまでの天皇即位の儀式に関する美術品などが展示されています。どれも素人目に見ても繊細で目を奪われるようなものばかりです。入場は無料なので、もし時間があればぜひ立ち寄ってみてください。

 

手入れの行き届いた見頃の紅葉と庭園。幻の建造物となる大嘗宮。そして皇室所蔵の宝物。ふだんでは決してできない、「一流のモノ」に触れられた一日。なんだか心がリセットされた気分!本物を知る体験って大事だな、と思いながら家路につきました。

 

 読んでいただきありがとうございます。

 

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