「KITTE(キッテ)」はJR東京駅の丸の内南口前にあり、レストランやショップ、東京中央郵便局などが入ったビルです。屋上庭園は自由に入れる穴場だと聞いていたので、前から一度行ってみたいと思っていました。
先日たまたま都内に行く機会があったので、ちょっと帰りがけに寄ってみることにしました。中には可愛い雑貨のお店やおしゃれなショップがたくさんありますが、今回は時間がないので残念ながら6Fの屋上へ直行!
ビル内の真ん中にあるキラキラの周りでは、皆さん思い思いにくつろいでいます。あれはコーヒーカップ型のスタバなのかな?可愛い~。
さて何気なく屋上へ出てみたところ、あれ?もしや私はベストタイミングでここに来たんじゃあ・・?
向こう側のビルの間では夕暮れ時の穏やかな日が淡い光を放っていました。目の前には東京駅の駅舎を間近に見ることができ、下の広場にいる人たちがまるで人形のように見えます。こんなショットで東京駅を見るのは初めてのこと。
屋上には何人もの人がカメラを構えていたので、もしかすると写真好きの間では知られているスポットなのかもしれません。私も思いがけないプレゼントに、しばし時間を忘れ見入ってしまいました。
故郷の山形で見る日本海の夕日は壮大で、まるで時が止まってしまったかのような美しさ。そのあとに広がる夕焼けもいつまでも眺めていたくなります。
でもこんな風に、都会の高層ビル街にそっと入り込んでくる夕暮れというのもなかなかいいなあ・・。昼間はたくさんのビジネスマンがせわしなく行きかう、ちょっととがったイメージのオフィス街が、日が傾いて日差しが柔らかくなると、少しだけ優しい雰囲気に変わる気がします。
街が少しずつ夕闇に沈んでいきます。ぽつぽつと灯っていくビルの灯りの景色もまた、都会の夕景ならではかもしれません。
以前、東京都庁の上にある展望台から眺めた都内の景色も素敵でしたが、かなりの高層階ということもあって街はまるでおもちゃみたい。人の生活は感じられません。でも「KITTE」からの夕景は、東京の街がもう少し身近に感じられる。そんな気がしました。
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