自由旅クリエイター/ライター にじねこMiiのブログ

なりゆきまかせの自由旅が好きなライター。元バックパッカーで今は2児の母。人生を今よりちょっとだけ楽しくしてくれるモノが好き。Web媒体で旅や地域の魅力を発信したり、取材記事を書いてます。お仕事も随時募集中♪

私は今も「旅」をしてる

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そういえば私には「旅行に行く」という感覚がほとんどない。いつも口から出るのは「旅にでる」。独身のときならまだしも、中学生の子がふたりいる母になってもこうなのだから、我ながら笑ってしまう。

 

「旅行」「旅」。このふたつがどう違うのか、って聞かれたら困るけど、でも少なくとも私に「旅行」という言葉がなじまないことは確かだ。この言葉を使うのは、せいぜい「家族旅行」のときくらいだろうか。

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「旅」という言葉には、自由な響きがあるから好きだ。常にふわふわと漂っているような。都内でも、海外でも、日帰りでも、私はどこかに出かけるときはだいたい旅と思っている。大まかな行き先だけ決めて、あとは行き当たりばったり。

 

そもそも「どこかに出かけよう!」と思い立つのはいつも直前だし、行き先も最後の最後に変わったりする。行く本人ですらよく分からないのだから、私がどこに行ったのか家族の誰も知らないなんてことはざらだ。これは明らかに「旅行」じゃない。

 

「旅行」という言葉にはなんとなく、計画性とかきっちり感が感じられる。

 

その最たるものは「ツアー旅行」だ。今はオプショナルツアーも充実しているだろうし、自由度もずいぶん高いのかもしれないけど、基本的にはみんなで同じところをまわるイメージ。でも自分の性分として、そもそも団体行動自体に興味がない。それに誰かに連れられて行った場所というのは、まったく印象に残らないのだ。

 

「旅」の場合、行き当たりばったりな分、ムダも多い。電車やバスの乗り継ぎがうまくいかなくて長時間待つことになったり、街で迷子になったり・・。でも半面、耳寄りな情報を地元の人に教えてもらったり、予期せぬおもしろいことに出会うこともある。

 

スムーズにいかなくて一見ムダに思えることも、すべてひっくるめて楽しむ。この「何があるか分からない」っていうのが「旅」の醍醐味なのかもしれない。