自由旅クリエイター/ライター にじねこMiiのブログ

なりゆきまかせの自由旅が好きなライター。元バックパッカーで今は2児の母。人生を今よりちょっとだけ楽しくしてくれるモノが好き。Web媒体で旅や地域の魅力を発信したり、取材記事を書いてます。お仕事も随時募集中♪

【青春18きっぷ】宇都宮餃子食べあるき旅

ふと思い立ち、青春18きっぷで宇都宮へ「餃子食べあるき旅」に出かけてきました。

ここしばらくはライターの仕事などで忙しく、なかなか休みをとれずにいた私。ようやく原稿が一区切りついたので、久しぶりに完全休日をとることに決めました。直前まで予定は未定だったけど、前日に観た「ぼっちキャンプ」で、ヒロシさんが焚火で餃子焼いてるのをみたら、無性に食べたくなった!ハイ、というわけで、次の日は「宇都宮餃子食べあるき旅」に行くことに決定〜!

 

【今回の旅の目的】

「宇都宮餃子食べあるき旅」

【旅の行程】

千葉の松戸→栃木の宇都宮

【旅の所要時間】

普通列車で片道2時間15分くらい

 

ちなみに青春18きっぷは、全国のJR普通列車に5日間乗り放題になる季節限定きっぷです。今年の夏の利用期間は7/20〜9/10。格安で旅を楽しめるので、列車に長時間乗るのが好きな方にはすごくおすすめ!

こちらの旅行Webサイトtripnote で以前くわしい記事を書いたので、よかったら参考にしてみてください。

↓↓

tripnote.jp

 

さて翌日は朝8時過ぎに家を出発。駅で青春18きっぷを購入しました。もちろんこの夏にすべて使い切るつもり。みどりの窓口だけじゃなく、指定席券売機でも買えるから便利ですね。

こういうのって、きっぷを手にしたとたん、いきなりテンション上がります!久しぶりだな〜、こういう旅♪

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結局途中で電車の遅れもあり、JR宇都宮駅に着いたのは11時過ぎ。いい感じでお腹も空いてきました。

 

【1】まずは「餃子像」にご挨拶

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さて、まずは駅西口に出てお約束の餃子像へ。一応、食べあるき旅の安全を祈願しとかないと(?)。それにしても、見れば見るほど独特のフォルムです。インパクトなさそうで思いっきりあるよね。

 

【2】「餃天堂」

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ではさっそく一軒目へ。「餃子像」から徒歩1分の「餃天堂」です。ちなみに駅西口は、餃子店がけっこうひしめき合ってる感じ。その場で決めようと思うと、多分入る店に迷うと思います。事前に店の目星をつけてから行くのがおすすめです。

さて「餃天堂」は大きな駅のそばにもかかわらず、こぢんまりとアットホームな店でした。ご年配の女性スタッフさんの声がけが温かくて、見知らぬ土地だけど何だかホッとしました。飲食店は味の良し悪しだけじゃなく、店の雰囲気とかスタッフの接客ってものすごく大事ですよね。

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注文したのは焼き餃子と水餃子が3個ずつの「3・3セット(¥540)」。水餃子は「翡翠餃子」と呼ばれるきれいな緑色の餃子。スープは味がついてないのでしょうゆ、酢、ラー油を好みで投入し、自分で調合するスタイルです。

厚めの皮がモチモチとした歯応えで、すごく美味しい!中の具にもしっかり味付けしてありました。何だか、具入りの餅を食べてるような食感ですね。

焼き餃子は、ころっとお皿に盛り付けられてきました。ここの餃子は小判型で特徴があります。お店のおすすめの食べ方は「マヨネーズ+一味唐辛子だそうで、これがまたジューシーに焼かれた餃子にマッチしました。

どちらもとても美味しかったです!帰りにもう一度寄りたいと思ったくらいです。ちょっと変わった餃子を食べてみたい人にもおすすめ。

 

【基本情報】↓↓

https://www.gyozakai.com/shop/39

 

【3】「宇都宮餃子館 健太店」

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さて2軒目はそこから目と鼻の先にある「宇都宮餃子館 健太店」

これからまだ先は長いので、あまり飛ばしすぎないようにしないとですね。「健太餃子(¥320)」を注文。

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焼き目が美しい!皮は薄めで、パリッとしてます。野菜多めのさっぱりとした餃子ですね。パクパクいける感じ。

 

【HP】↓↓

https://www.gyozakan.jp/shop/nishiguchi_kenta/%e5%81%a5%e5%a4%aa%e5%ba%97/

 

【4】「大谷資料館(地下採石場跡)」へ

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ずっと食べ続けるのもアレなんで、観光もいれますか。6番バス乗り場から、山の中にある「大谷(おおや)資料館」へと向かいました。

餃子で知られている宇都宮ですが、じつは大谷石(おおやいし)」と呼ばれる石も有名なんです。大谷町周辺で採掘され、旧帝国ホテルにも使われているという石です。

じつは数年前、旅先でたまたま宇都宮から来た人と話をしたときに、大谷石のことを初めて知りました。採石場跡が地下巨大空間になっていて、そこがすごく幻想的だとその人は誇らしげに語っていました。以来ずっと行ってみたいと思ってたんです。

バスに揺られること30分。巨大地下空間見学のための駐車場もこれまた巨大でした。入館料は¥800。地下坑内に入り、階段を下りていくと、一気に涼しくなってきました。坑内の平均気温は8℃前後なので、夏は薄手の羽織ものが1枚あるといいと思います。

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そして地下に広がっていたのはとにかく広大な空間!広ーーーい!最深部は60メートルもあるそうです。非日常的な雰囲気で、周りに人がいないとちょっと怖いかも・・。歩いている間もゾワゾワしました。

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現在この地下空間は、イベントや結婚式、映画の撮影などにも使われています。ここ数年だと「るろうに剣心」や「翔んで埼玉」の撮影があったそうです。

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途中、上の方にある穴から光が降り注いでいるのが神秘的でした。ルートどおりに歩いて、ようやく出口付近までくるとこんな看板が。

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また暑い外に戻ってきてしまったよ。

 

【HP】↓↓

http://www.oya909.co.jp/

 

【5】エチオピアの「コーヒーセレモニー」体験

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その後「大谷資料館」からそのまま歩いて山を下り、来る途中にあった「ベルテラシェ大谷」という複合施設へ行くことにしました。途中、道沿いのオシャレなカフェのそばでイベントをやっていました。エチオピアのコーヒーセレモニー」??なんだかおもしろそうです!

カフェの方いわく、これはエチオピアの茶道のようなものなのだとか。いかにもアフリカらしい色鮮やかなカップに、コーヒーを注いでくれました。

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コーヒーには最初から砂糖が入っていて、ミントの葉が浮かべられていました(ハーブはそれぞれ、好みのものを入れるそうです)。とってもフルーティーでおいしいコーヒー!

そのすぐ横では、エチオピアでコーヒー豆を栽培してるという日本人の方が、豆を焙煎していました。すごく芳ばしい香りが辺りに漂っています。2日間限定のイベントで、思いがけず異国文化に遭遇でき、ラッキーでした。

 

【6】「ベルテラシェ大谷」で「幸楽」の餃子

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さてその後「ベルテラシェ大谷」に到着。ここは食事やスイーツを楽しんだり、地元の野菜や栃木のお土産などが買える複合施設。大谷石を使ったクラフト体験もできます。

さっき食べた餃子はもう消化済み。ここで第2ラウンドスタート!「麺屋りんく」で「うつのみや幸楽」という店の焼き餃子(¥270)をいただきました。

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中はジューシーで、さっぱりとした食べやすい餃子でした。

 

【HP】↓↓

https://bellterrache-oya.jp/

 

【7】「香蘭 宇都宮駅前西口店」

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その後、1時間に1本のバスで宇都宮駅へ。駅に着いてまたも向かうは餃子店。「香蘭」という昭和34年創業の店です。店内では、楽しさMAXな感じで昼飲みをしてるグループがいました。(いいな、私も飲みたいよ)

私はおとなしくカウンターで焼き餃子(¥297)を注文。

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もはや味の違いなんてわかるのか?という感じですが、とても美味しくいただきました。ここの焼き餃子、けっこう好きかも^_^

さてそろそろ夕方に差しかかる頃ですね。帰りの時間も気にしないと・・。宇都宮でのタイムリミットは18時くらいかな?やりたいことは、もちろん全部やって帰るつもりです。

【基本情報】↓↓

https://www.gyozakai.com/shop/60

 

【8】レンタサイクルでかき氷「和人堂」

じつは餃子以外に、もう一つ食べたいと思ってたものがありました。それはかき氷!

時間もないので、駅そばの駐輪場でレンタサイクルを借りました。

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なんとまあ、普通自転車でも電動自転車でも、1回の貸し出しが¥100という破格のレンタル料!!!これはかなり嬉しい♪

もちろん選んだのは電動自転車ですよ。かき氷屋さんは駅から歩いて20分くらいなのですが、何しろ時間があんまりない。だって最後にもう1軒くらい餃子食べたいじゃないですか。

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そんなわけで、大急ぎで向かったのは、地元の農産直売所「あぜみち」のそばにあるかき氷店「和人堂」

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「四代目氷屋徳次郎」という氷屋さんの氷を使っています。なんでも、日光の自然の中で作られている稀少な天然氷なのだそう。

せっかく栃木に来たんですもん。選んだのはいちご味。自家製シロップの「とちおとめ(¥500)」です。

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シャグシャグとシロップと氷を混ぜ合わせます。子どもの頃おなじみだった、真ピンクのいちご味とはまったく違う!色は地味な赤ですが、しっかりといちごの味がします。そしてこだわりの氷は、やさしく口の中で溶けていく〜。あっという間に食べ終わってしまった・・。

ついでにちょっとだけ「あぜみち」の店内も覗いてみます。もう予定してた列車はあきらめよう。その後のやつでいいや。人間あきらめが肝心です。

家にいくつかお土産を買い、速攻で自転車を返却しにいきました。

 

【9】「味噌と餃子の店 青源」

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最後は予定通り、餃子でシメ!駅ビル「パセオ」の1階奥にある「味噌と餃子の店 青源」。こちらはもともと味噌屋さんなのだそうで、味噌とコラボしたオリジナリティ溢れる餃子が食べられます。

私が頼んだのは「青の水餃子(¥530)」。

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ボリュームのあるぎょうざが、野菜スープの中にゴロゴロ。けっこう食べ応えありますね。味噌汁のような味つけのイメージでしたが、酸味もあり、さっぱりとした口当たりで美味しくいただきました。

この日は午前中から餃子を注文するたびに、ビールを飲みたい衝動に駆られてたんですが、「途中で行き倒れたら困るし」とずっとガマンしてました。でももういいよね。電車で帰るだけだし!生ビールも飲んじゃうよ♪

 

【HP】↓↓

http://www.aogen.co.jp/paseo

 

【10】お土産タイム

さて列車の時間も迫ってるので、最後に「来らっせパセオ店」で餃子土産を買って帰ります。ここには、宇都宮のいろんな餃子屋さんの冷凍餃子が揃っていました。

 

【基本情報】↓↓

https://www.gyozakai.com/kirasse/paseo

 

ついでにお向かいの「京源 きつね福」という店で、いなり寿司詰め合わせも買っちゃいます。いろんな種類のいなり寿司って、ちょっと珍しいですよね。

 

【HP】↓↓

http://www.kyougen.co.jp/tenposyoukai.html

 

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あとはのんびり千葉まで帰るだけ。なんだかんだで、宇都宮に7時間も滞在してしまいました。結局5軒の餃子を食べ歩いたほか、大谷石採石場跡とかき氷のオプションまでつけたひとり旅。急に思い立ったわりには、最高に充実した日帰り旅でした。

さてあと4回、青春18きっぷでどこに行きましょう?みなさんもぜひ、近場の自由旅を楽しんでみてくださいね。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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cmiyumiyu.hateblo.jp

 

また、ライターとして「さんたつ(街歩きの雑誌『散歩の達人』のWebバージョン)」食べログマガジン」の記事も書いてます。こちらももしよかったらどうぞ。

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