会社でおもしろい話を聞きました。
私が働く会社には、今年で入社3年目の若い男性社員がいるのですが、なんとこの若さで土地を買ったというのです!
みんなで「え、なになに?どういう土地?」と突っ込んだところ、なんて答えたと思います?
「月の土地です!」
「へ?」
「¥3,000です。」
一瞬、狐につままれた気分。
「月の土地、買えるんですよ!」そう言って彼はクレジットカードみたいな一枚のカードを取り出しました。どうやら月の土地所有者の証明らしい。彼の名前が入り、区画のナンバーらしきものも書いてあります。
みんな「え〜、すごい!!」という気持ちと、「大丈夫?騙されてんじゃないの??」という気持ちが半々。(もちろん本人もそう思ってる(^◇^;))
「月ってそもそも誰のものよ?」「勝手に売っちゃっていいもんなの??」「なんで¥3,000?」と突っ込みどころは限りなくあるのですが・・。
ちなみにその月の土地を販売している(株)ルナエンバシージャパンのHPにはこうありました。
月の土地を販売しているのは、アメリカ人のデニス・ホープ氏。 (現アメリカルナエンバシー社CEO)
同氏は「月は誰のものか?」という疑問を持ち、法律を徹底的に調べました。すると、世界に宇宙に関する法律は1967年に発効した宇宙条約しかないことがわかりました。
この宇宙条約では、国家が所有することを禁止しているが、個人が所有してはならないということは言及されていなかったのです。
この盲点を突いて合法的に月を販売しようと考えた同氏は、1980年にサンフランシスコの行政機関に出頭し所有権の申し立てを行ったところ、正式にこの申し立ては受理されました。
これを受けて同氏は、念のため月の権利宣言書を作成、国連、アメリカ合衆国政府、旧ソビエト連邦にこれを提出。
この宣言書に対しての異議申し立て等が無かった為、LunarEmbassy.LLC(ルナ・エンバシー社:ネバダ州)を設立、
月の土地を販売し、権利書を発行するという「地球圏外の不動産業」を開始しました。
「証明書に区画ナンバー書いてあったって、ちゃんと自分の土地か確かめられないじゃ〜ん!!誰かの土地とダブってるかもよ!(←え、そこ??)」などと突っ込まれ、「そーっすよね〜!」という彼でしたが、けっこう嬉しそうでした。まあこの話でしばしこちらも楽しませてもらったし、彼も当分会話のネタとして使うようなので、¥3,000のもとはすでにとってるのかも?
生きてるうちに自分の目で真実を確かめるのは不可能そうなので、ある意味宝クジより長く見られる夢なのかもしれません。
月旅行に行って、自分の土地でしばしバカンスか・・。それもいいな。ちょっと私も欲しくなりました。
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