少し前,<小学生がえらぶ “こどもの本” 総選挙>という選挙の結果発表があったのをみなさん知っていますか?
新聞やテレビでも取り上げられたので、ご存知の方もいるんじゃないでしょうか。
これは全国の12万人(!!)の小学生からのアンケートをもとに出された結果だそうで、こどもたちが選んだ本のランキング、というのは初めてなんだそうです。
ちなみに結果はこんな感じです。
↓↓↓
第1位: ざんねんないきもの事典 (今泉忠明 監修)
第2位: あるかしら書店(ヨシタケシンスケ 著)
第3位: りんごかもしれない(ヨシタケシンスケ 作)
しかし、ズラッと1位から10位までの本のタイトルを見てみると、どれも興味をそそられる題名ですよね。
「ざんねんないきもの事典」なんて、ふつうに本屋で売ってる、まじめな?動物図鑑とかには絶対にありえないタイトルだし、「おしりたんてい」は小学生低学年 (特に男子)がすぐさま食いつくでしょう! (少し前に、うんこ漢字ドリルも爆発的に大ヒットしましたね。あのころはウチの子たちも漢字の成績がよかったような気がします ´д` ;)
「あるかしら書店」とか「りんごかもしれない」もついどんな内容なのか、気になる名前だし・・。
私は最近、ブログを書き始めたこともあって、本屋や新聞の下の欄の、本のタイトルによく目がいってしまいます。それで感じるのは、話題になってる本はタイトルも読者の興味をひくような、つい読んでみたくなるような名前が多いということです。
ちなみに、今回選ばれた本たち、なんとなく名前を聞いたことがある本もありましたが、どれも私は読んだことはありませんでした。
でも、ウチの娘は何冊か知っていて、「あ、これおもしろいんだよ〜!」とか、「これ読んだことある〜!」なんて反応していたので、え〜、どこで読んだのー?って聞いてみたら、全部本屋での立ち読みでした..´д` ; そして、やっぱりタイトルをみておもしろそうだと思い、読んだんだそうです。
そう考えると、タイトルってホントに大事なんだなあ〜。(ブログもね。) 分かっちゃいるけどなかなか...´д` ;
さて今回のこの総選挙のあと、たまたま本屋に立ち寄ったので、ちょっとのぞいてみました。もちろん、入賞?した本はわかりやすい場所に置かれていて、総選挙第○位!と堂々と目立つように紹介されてました。
何冊かパラパラとみていたら私も欲しくなってしまって、ついつい2冊も買ってしまった!
動物たちのやけにリアルな絵と、ざんねんなかんじ全開の見出しとのアンバランスさがたまりません♪
作者のヨシタケさんの自由な発想がすごいです!りんごひとつでこんなに想像してしまう大人って、一体どんなこどもだったんだろう??
あとの続きはぜひ実際に読んでみてください♪
まあこんな感じでこれらの本はタイトルだけじゃなく、中身もおもしろいから選ばれたわけですが、この投票結果、大人たちの予想とはだいぶちがっていたようです。
大人はどうしてもなにか学んでほしい本とか、教訓めいた本をこどもに読ませたがってしまいがちなのですが、そういう大人の思惑ってこどもには見透かされてる気がします。
娘に関していえば、私が、おもしろいから今度読んでみれば〜?と勧める本には全然食いつきませんが、友だちが持ってておもしろそうだと思った本は、私からお小遣い来月分を前借りしてまで本屋に買いに行きますからね ...。
多分、純粋に自分自身がおもしろそうだと思った本であればこそ、こどもは積極的にどんどん読むんじゃないかと思います。そしてそれには大人の影響力よりも、むしろ子ども同士の影響力のほうがはるかに大きいんじゃないでしょうか?
私が思うに、この選挙結果にも、友だち同士の影響力がけっこう反映されてるんじゃないかなあ?そう考えると、こどもだけで選んだこの総選挙はすごく意味があることなのかもしれませんね。
こういうちょっとしたイベントがきっかけで、今まで本にあんまり縁がなかった子がおもしろい本に出会い、一人でもたくさんのこどもたちが ”本を読むことは楽しい!” と思ってくれたら、本好きの私としてはうれしいな〜♪って思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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