自由旅クリエイター/ライター にじねこMiiのブログ

なりゆきまかせの自由旅が好きなライター。元バックパッカーで今は2児の母。人生を今よりちょっとだけ楽しくしてくれるモノが好き。Web媒体で旅や地域の魅力を発信したり、取材記事を書いてます。お仕事も随時募集中♪

そういえば私「古代文化研究部員」でした

この前ふと思い出したことがありました。

 

私は学生時代、歴史を専攻していたんですが、そういえば私「古代文化研究部」に入っていたんでした。旅行とかテニスのサークルじゃなく、「古代文化研究部」!

 

私がなぜ、このサークルに入ったのかは今でも謎です。「古代文化」という言葉にロマンを感じてしまったのかもしれません笑。

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その頃、遠方からの学生はみんな一人暮らし。埼玉の街でけっこう自由にやってました。

 

私の部屋は、当時すでに築20年の木造ボロアパート。窓は木枠で鍵もちゃんとかからず、ガラスもきちんとはまっていないような部屋でした。トイレは当時すでに珍しかったどっぽんトイレで、便器のふたはモアイの顔みたいな形。もちろん風呂なし。

 

そりゃそうです。何しろ1万8000円という安さでしたからね!

 

友だちからは「こんな部屋によく親が住まわせたね。」と言われましたが、一緒にこのアパートを選んだのは、何を隠そう私の父なのです。父の頭の中では、自分の学生の頃のアパートのイメージのまま、まったくアップデートされていなかったんでしょう。そして私も世の中の常識をあまり知らない田舎娘だったので、こんなひどいアパートでも「まあこんなもんか。」って感じでした。(今思えば、私のサバイバルな人生はこの頃から始まったのかもしれません。)

 

この部屋はムダな広さだけが取り柄で、夜にはサークルのメンバーのたまり場になりました。夜中になると先輩たちが車でやってきます。そして私たち1年生は全員拉致され、秩父神社に連れて行かれたり、さきたま古墳にのぼらされたりするのです。ふつうに考えれば相当あやしい行動ですが、その頃の古代文化研究部員には当たり前のことでした。いや~、恐ろしい話です。

 

そうそう、私たちが住んでいた街には大きな川が流れていたのですが、その橋の下でバーベキューをしながら土器を焼いたりもしました。肉を焼くその下で土器を焼く。何ともシュールな光景です。そして肉に舌鼓を打ちながら、土器の焼け具合についてあれこれ語るマニアックな集団。今ならきっと通報されるでしょう。

 

先輩や同級生もかなりの個性派ぞろいでしたけど、あれはあれでおもしろい学生時代だったなぁ。いい時代でした。

 

読んでいただきありがとうございます。

 

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