最近ライターの仕事で、いろいろな場所に取材に行くことが多くなりました。それまで全く経験もなく、どうやったらいいのかも分からないまま始めたのですが、やってみるとけっこう楽しい!
今回はライターの取材の仕事をおもしろいと感じる3つの理由についてお話しします。
そもそもの始まりはブログ
去年の春にブログを始めてから1年が過ぎました。
ブログを立ち上げた際、ブログをやる上でいちばん難しいのが「ブログを続けること」だと知ったので、とにかく1年は頑張ってみよう、と決めてのスタート。毎日は更新できなくてもいいやと割り切って、ここまで続けてきました。
今現在で160記事ほどですが、その時その時の気持ちや状況を率直につづってきたので、どの記事にも愛着があります。
ブログをきっかけにライターに
ブログを書くようになってからライターも始めた私。それまではパート(事務職)以外の仕事をやるなんて、思いつきもしませんでした。
現在、tripnoteという旅行WEBサイトに旅行記事を寄稿しているほか、今住んでいる地元の企業の公式ブログを書くお仕事もしています。
この公式ブログは、地元地域のおすすめスポットの記事を書くというもの。当然、自然な流れとして、今までやったこともない「取材」もやることになりました。はじめはどうすればいいのかも分からず、手探りだったのですが、最近は「この仕事、おもしろい!!」と感じることがすごく多くなってきたんですよね。
取材の仕事がおもしろいと思う3つの理由
1.自分の世界が広がる
私が取材に行くのは主にレストランやショップ、あるいは何かの団体など。それぞれお話を聞いていくと、今まで自分が知らなかった世界ってまだまだこんなにあるんだなぁ〜、と思わずにはいられません。
たとえば取材先のラーメン屋さんでは、スープの煮干しは、バランスをとるためにあえていろんな産地のものをミックスしているそうです。あるいはカレー屋さんではネパールのおふくろの味「ダルバート」の話。またこだわりのセレクトショップでは、千葉に住んでモノづくりをしているクリエーターさんってけっこう多いんだよ、などなど・・。
私はもともと好奇心がすごく強い方なので、毎回いろんなジャンルのお話が聞けて興味津々です。それに、最初はあまり打ち解けなかった相手が、話すうちにいろんな裏話をしてくれて、最後笑顔で写真に収まってくれたりすると、ほんとに嬉しい!
2.たくさんの人の思いを聞くことができる
取材先ではレストランやショップなどのオーナーさんのお話を伺うことが多いです。最初にお店を立ち上げようと思ったきっかけや、その人の思いを聞いていると、内容は違っていても、それぞれが自分の理想~つまりは「夢」~について語る姿がすごくキラキラしているな〜って感じるんですよね。
「自分の好きなこと」や「自分のやりたいこと」が分からない大人が多い、と最近よく言われます。仮にもしあったとしても、実際に踏み出せない人も多いといいます。でもそんな中、少なくともこの人たちはそういう段階を乗り越えて、今に至っている。それだけでもすごいなと思うわけです。
もちろん理想と現実は違いますし、実際お店を始めてみて、現実の壁にぶつかっている人も少なくないと思います。でも夢に向かって突き進んでいる大人はカッコいい、と素直に思うのですよね。
3.自由な発想で仕事をする人たちと出会える
取材で出会った人たちの中には、メインの職業がありつつ、自分のお店を開いた、という人も少なくありません。
そんな人たちは、週末や、あるいは1ヶ月のうちのある一定期間だけお店をオープンします。(私が知っている人はカフェが多いですね。)
二つの軸をもつこと〜一つは自分の生活の基盤としての仕事。そしてもう一つは自分のやりたいこと、好きなこと。皆さんすご〜く忙しそうだけど、でもこのメリハリを楽しんでるのがはたから見てもよく分かる。
いくつかの全く別の世界を持って、それぞれに自分の場所がある。とても大事なことだと思います。
私も普段はパートの仕事をやっています。そしてお休みの日になると、あちこちに取材に出向いてそれを記事にしているので、こんな風に自分の仕事や場所をいくつか持っている人にすごく共感してしまいます。
ちなみに彼らは、自分がお店をオープンしない日は、別の人に場所を貸して一日店長さんをできるようにしたり、あるいはワークショップの場を提供したりとうまく活用しているのです。
また、こんな人もいました。こちらは本屋さんですが、3人のお子さんを持つお母さん。自分だけで毎日お店をやることは現実的に難しいので、シェア店主さんを募って何人か共同で小さな本屋を営業しています。本好きの皆さんが集まっているので、お店には各店主さんがお客さんにぜひ紹介したい!と思う本が置いており、それをみんなで日替わりで店番しているのです。
発想が柔軟ですごいな、と思います。 私にはとても思いつきません。でも、ああ、こんな働き方もアリだなあ、って思う。みんなもっと、それぞれ自由な働き方があっていいんだよなあ、と気付かされるのです。
たくさんの人の話を聞いていると、当然のことではあるけど、人それぞれの生き方があって、人生っておもしろい!って思うし、日々そんな発見ができるこの取材の仕事が楽しい、と心から思う今日この頃です。
まあでも、皆さんの思いをたくさん聞いている分、責任もあるし、記事にまとめるのがなかなか大変なんですけどね(^◇^;)。
読んでいただきありがとうございます。
よかったら他の記事ものぞいてみてくださいね。