都内の北区にある王子稲荷神社に行きました。
私はべつに神社好きでもお稲荷さん好きでもないんですが、じつはこの神社、昔からとても有名な神社で、江戸時代には名所のひとつとして浮世絵にも描かれたほどなんです。
稲荷神社というからにはもちろん、キツネが欠かせませんよね。実際に行ってみると、王子稲荷神社にもけっこうな数のキツネさんがいました。
ちなみに狛犬たちも何匹かいたんですが、よくよく考えると、狛犬とキツネ(狛狐というらしい)が同じ神社で共存?してるなんてちょっと不思議な感じ。
このキツネたち、よく見てみるといろんなタイプがいて、すごくスリムな子たちもいれば、あんまりキツネっぽくないずんぐりな子もいるんです。作られた時代の違いなのか..?
そして、ひとつ、すごく気になったことがあったんです。今まで神社でキツネをこんなに間近でよ〜くみたことなかったから気づかなかったけど...キツネさんたち、じつは口に何かをくわえてるんですよね。
玉のようなものだったり、巻き物みたいなものだったり、中には何もくわえてない子もいます。
これは確かめねば!と思って、帰りに神社の方に聞いてみると、じつはくわえてるものは3種類あるんだそうです。
玉、巻き物、そして鍵です。
そしてそれぞれには意味があるそう。
玉...魂を表わしている
巻き物...神様の教えが書かれている
鍵...キツネは稲荷神社の門番なので、その鍵を表わしている
私は鍵をくわえたキツネは、残念ながら見つけられなかったんですが、なるほど、それぞれの意味も言われてみれば妙に納得!ちなみにそのあと調べたところによれば、他にキツネがくわえているものとして稲穂というのもあって、これは稲荷神社が五穀豊饒をつかさどる神社だからなんだとか。
いや〜、神社って、奥が深いんですね〜!こんなおもしろいネタ(?)が身近なところに眠っていたとは!今まで全然興味なかったけど、キツネたちが急にかわいく思えてきました。これから稲荷神社に行ったときには、キツネさんたちを1匹ずつ確認しちゃおっと。