自由旅クリエイター/ライター にじねこMiiのブログ

なりゆきまかせの自由旅が好きなライター。元バックパッカーで今は2児の母。人生を今よりちょっとだけ楽しくしてくれるモノが好き。Web媒体で旅や地域の魅力を発信したり、取材記事を書いてます。お仕事も随時募集中♪

上野・アメ横の路地裏にあるお寺「マリシテン」

こんにちは。

 

バックパッカーライターのにじねこMiiです。

 

先日の休みに、主人と遅い初詣に行くことになりました。都内に出ながら、どこに行こう?という話になり、都内出身の主人、しばし考えたあとに「御徒町(おかちまち)のマリシテンは?」と言います。初めて聞く名前・・

 

まりしてん?御徒町のマリ支店??なんじゃそりゃ?

 

耳慣れない言葉に、私の頭の中の変換器が誤作動を起こしてしまいました(;'∀')。

 

調べてみると、「まりしてん」は「摩利支天」といって「厄を除き、福を招き、運を開く」守護神なのだそうです。戦いを勝利に導く霊験あらたかな神として、毛利元就徳川家康などの名だたる武将たちにも深く信仰されたといいます。また『忠臣蔵』の大石内蔵助も、髷の中に摩利支天の小像を入れて討ち入りに臨み、本懐成就を遂げたと伝えられているそうです。

 

よし。じゃあそこに行ってみようじゃありませんか!

 

御徒町駅で電車を降りて歩くこと数分。このお寺、なんとアメ横から路地裏に入ったすぐのところにありました。こんなに人やモノが雑多に溢れてる場所にあったのが驚き!!

正式な名前は「摩利支天 徳大寺」といいます。ここにはなんと!聖徳太子が自ら彫ったと伝えられる摩利支天像が祀られているそうなんですよ!アメ横の横に!!これはすごいことですよ~(゚Д゚;)。

 

ちなみに摩利支天は今年の干支である猪の背に立っている神さまだそう。

 

さてひととおりお詣りを済ませ、はたと気づきました。

 

摩利支天の真向かいは「二木の菓子」二木ののぼりと摩利支天ののぼりがせめぎ合ってる不思議な光景。こんなのみたことありません。

そしてさらなる衝撃は、摩利支天の隣のビルの壁の特大深キョンなんかもう、聖俗、今昔混ざりすぎ、混沌としすぎで笑っちゃいます。

でもね〜、最近私は東京のこういう懐の深いとこがたまらなく好きなのです(*´∀`*)。華やかなだけじゃないとこがね!

 

 読んでいただきありがとうございます。

 

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【東京】新橋「ビーフン東(あずま)」と義父

たまたま主人と休みが重なり、初詣がてら都内に出かけました。主人はホテルの料理人なので、忙しい年末年始は毎日ヘトヘトで帰ってきて、ようやく一週間ぶりの休みです。

 

東京・JR新橋駅から直結した新橋駅前ビル一号館の中にビーフン東(あずま)」というお店があります。創業60年以上の老舗。前から行きたいと思っていて、今回ようやくそれが叶いました。

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新橋駅前ビル、構えからしてちょっとノスタルジックな雰囲気。中に入ると一気に昭和にタイムスリップしました(^◇^;)。でもちょうど昼時ということもあり、どこもサラリーマンでいっぱい!「ビーフン東」もかなりの行列でした。

 

わりと庶民的な感じのお店ですが、どうやら皇室や文豪、政財界といったそうそうたる人たちの御用達のお店らしい。そして実は主人も私も、このお店のビーフンと中華ちまきには深い思い入れがあるのです。

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今はもう亡くなって10年以上経ちますが、たまに私たちが都内の主人の実家に遊びに行くときには、義父が必ずこのふたつを「ビーフン東」から買ってきてくれていて、いつもテーブルに用意してくれたものでした。主人にとっては小学生の頃から慣れ親しんだ味だったそうです。私も主人も、実家に行くときはこれを楽しみにしていました。

 

そして、今思い出しました。私はいつも主人の実家で、義父の熱燗におつきあいしてましたっけ。何しろ私は東北のオンナですので(笑)。(他の人はみんなビールやワイン党。)

 

義父はその時すでに大病を患っており、その後体調が悪くなってからは、私たちがビーフンとちまきを口にする機会もなくなりました。

 

結局義父はわが家の2人目の子が生まれてから間もなく他界しました。出産で山形に里帰りしていた私に、義父は一度だけ葉書をくれました。そこには一目で分かる特徴のある字で、出産を前にした私への労りの言葉が綴られており、最後はこう締めくくられていました。

 

「朗報待鶴首」

 

おそらくは体調的にかなり辛い日々を送っていたでしょうに。心残りは生まれた娘の顔を最後に見せてあげられなかったこと。

 

今日約10年ぶりに食べたビーフンとちまきの味は、懐かしさとともに切ない思い出を私に運んできました。

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「猪鹿庁(いのしかちょう)」の正体

今日の新聞でちょっと気になる文字を見つけました。

 

「日本猪祭り」

 

なんと!こんなお祭りがあるんですね(゚Д゚;)。イノシシ年だしね。

 

さっそく調べてみたところ、実はこのお祭り、岐阜県郡上市で2017年から始まった新しいイベントのようです。開催団体の名前がこれまたふるってます。

 

「猪鹿庁(いのしかちょう)」( ´∀` )!!

 

なんでも郡上市で活動している若手猟師さんたちの里山保全組織なんだとか。猪鹿庁は「日本猪祭り」の開催とあわせてクラウドファンディングも行っており【自宅で楽しむ全国猪肉食べ比べセット】を販売しているそうです。

 

猪鹿庁の目指すものは

 

猪肉の旨さを知ってもらうことで、産地(地域)のファンになってほしい。そして過疎高齢化で担い手が不足している地域の応援団になってほしい!天然モノのお肉を毎年食べたいと思ってくれるファンができることで、地域は元気になれる、というもの。

 

ジビエ料理、私も好きですが、普段食べられる機会ってあんまりありません。でも去年10月の「神田日本橋ワイン祭り」の時に、ジビエ料理のお店で猪と鹿の炭火焼を食べて感動した覚えがあります。そのお店の名はズバリ、

「罠」

直球です。分かりやすくて好きです、このネーミングセンス。その後もまた行ってみたいと思いつつ、夜だけの営業なのでなかなか行く機会がないままでした。このお店の運営会社もジビエに関していろんな活動をしているみたいですね。

焼ジビエ 罠|夢屋

 

そういえば何年か前に栃木県の湯西川温泉の小料理屋さんで食べた、新鮮で柔らかい生の鹿刺しのおいしさも忘れられません。でも、これはいわゆる”ジビエ料理”とはちがうよなあ・・。一般にいうジビエ料理って、なんだか特別感かつ高級感が漂っている感じですが、獲っている地元の方はきっとそんな捉え方はしてないような気がします。

 

さて3回目となる今年の「日本猪祭り」は2月16日に東京で開催されるとのこと。全国約20地域の猪肉を食べ比べする”利き猪(ききしし)グランプリ”や、ドライエイジングした猪や鹿が食べられる企画が盛り込まれています。

 

「猪鹿庁」のHPを何気なく見てみたんですが、これがまた斬新でおもしろいんです・・!!もっと地味なイメージでしたが、予想をいい意味で裏切られました。

 

これまで「狩猟サバイバル講座」や「皮なめし講座」などいろんなイベントを開催してるんですねえ。千葉の山で実際に狩りの体験ができるツアーもやるみたいだし!そしてなんとファンクラブまであるんです。

 

興味のある方もない方も、なかなか楽しいHPなのでぜひのぞいてみてください♪ ↓↓↓

inoshika.jp

 

若い猟師さんたちが頑張って地域を盛り上げてるなんて、なんだか応援したくなっちゃいましたよ。田舎出身者の一人として、やっぱり地方が元気だとうれしいですし。

 

ああ、イノシシ食べたいなあ・・。

 

 

読んでいただきありがとうございます。

 

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学校行くのに命がけ!冬の山形・庄内あるある話

Twitterでつながっている同じ山形・庄内出身のFさんとのやりとりの中で、最近ふと話題に出た、今じゃあり得ない「冬の庄内あるある話(;'∀')」。

 

それはズバリ!私たちが高校生の時は、地吹雪の中、自転車で高校に通うのが当たり前だったことです。

 

庄内地方山形県日本海沿いにあるんですが、冬の海風がものすごい場所です。だから雪が降ってもあんまり積もらない。でも地面から巻き上げるような地吹雪が強烈!ほんの少し先でも全然見えなくなります。

 

そんな中、私たちが高校生の頃は自転車で学校に通っていました。今考えると正気の沙汰じゃありません。

 

庄内は田舎なので車が欠かせません。冬にわざわざ”外を歩く”、なんてことは必要以外あんまりしないわけで、そうなると歩道は雪が積もったまま。そしてさらに除雪された車道の雪も歩道に寄せられ、自転車は必然的に車道を走らざるを得ないんです。

 

そしてそれがまた怖い(;'∀')。圧雪されてツルツルか、もしくは溶けたり凍ったりを繰り返したジャリジャリのシャーベット状の雪が深いわだちになってるか。

 

少しでも気を抜いたら車輪をとられて、車がビュンビュン走ってる車道側に転倒しちゃうから、もう命がけの通学でした‥。

 

なんであんなことがまかり通ってたんだろ?あの頃はそれが当たり前で、何の疑問にも思わなかったけれど・・。今やれって言われても、絶対ムリでしょう!!

 

「今の庄内の高校生も自転車で通ってるんですかねえ?」という私の素朴な投げかけに、Fさんさっそくググったみたいで、結果を教えてくれました。

 

いわく、

>今の高校生はほとんど親だのみですよ。冬の自転車通学は皆無ですよ!(という答えがGooにあった。)ーー時代は変わりました!良かった!」と。

 

いやあ、よかったよかった( ´∀` )。ですよね~、こんな甘〜いご時世に、地吹雪のなか外に放り出すなんてことしないか!!

 

いやでも不思議ですけど、半面、雪が打ちつける向かい風の中、寒さに耳がちぎれそうになりながらも、必死に自転車こいでた頃を懐かしく思う自分もいるのですよ。

 

 

除夜の鐘

あけましておめでとうございます。

 

バックパッカーライターのにじねこMiiです。 

みなさん、お正月をいかがお過ごしでしょうか?私は今年は千葉の自宅でのんびりなお正月。年越しは近くのお寺に息子と除夜の鐘を撞きに行ってきました。

 

今回で3度目ですが、寒さに肩をすくめながら真夜中の静かな通りを息子と2人で歩いて、鐘撞きの列にじっと並ぶ。

 

一人一人が思いを込めて鳴らす鐘の音が、しんと静まり返った街に響くのも趣があって好きです。

 

ドラム缶の中で燃え上がる焚き火で暖をとる人もいれば、お神酒をいただく人もいる。

焚き火の中では実は焼き芋を焼いていて、運がいいと、おすそ分けをいただけることもあるんですよね(笑)。

 

子どもの頃、地元山形でしんしんと雪が降りしきる中、父に除夜の鐘を撞きに連れて行ってもらったことも今は遠い昔の記憶です。お寺に上って行く階段を、雪で滑らないよう緊張しながら一歩一歩踏みしめながら歩きました。

 

胸の奥深くにしまいこまれていた子どもの頃の原風景が、時折ふと蘇ることが少しずつ増えてきた気がします。

今はあらゆるものがスピード化、効率化の時代。伝統もどんどん消えていきつつありますが、子どもたちには少しでも記憶の中に、日本の原風景を残してあげたいなと思います。

 

今年もみなさん、よろしくお願いいたします。

 

 

今年を振り返ってみて大事にしたいと思った5つのこと

こんにちは。

バックパッカーライターのにじねこMiiです。

皆さんは今年一年、どんな年でしたか?

私にとって今年は大きな変化の年だったので、備忘録も兼ねてちょっと振り返ってみたいと思います。今まではパート、子どもたちや家のこと、学校などがメインの生活でしたが、今年はいろんな新しいことを始めました。

 

①1月からつみたてNISAをスタート。長い目で見てムリのない範囲で続けていこう、と始めました。これは毎月引き落とされるので、そのまま放置状態。

 

②4月からこのブログを始めた私。今までほとんど他の人のブログすら見たことなかったのに、自分が始めちゃいました(^◇^;)。

PCもスマホも全然よく分からない私。でも苦労しながらも、なんとか一からブログらしい形に作ることができたことは、自分にとってちょっと自信になったかな。

 

②tripnote という旅行Webサイトでトラベルライターを始めました。その前にいくつかのサイトを受けて落ちましたが、tripnote さんと縁があって旅行記事を寄稿し始め、今に至ります。

私は原稿を書くのにかなり時間がかかる上に、ちゃんとした情報をと思うと労力も使うので、毎月2本書くのもけっこう大変(^_^;)。

正直、やめちゃおっかな〜と思うこともありますが、なんとか一年はがんばって続けるつもり。でもPC一台で仕事が全て完結する、という現代の仕事スタイルを今まさに自分がやっているので、何事も経験だなあとしみじみ。

 

③ブログと同じく、今まで全く縁もゆかりもなかったTwitter。軽い気持ちで始めたけど、おかげでtripnoteの他のトラベルライターさんたちと繋がれていろんな刺激をもらってます♪これがあったから、結果やめずに旅行記事を書けてるのかな。

また私と同じ山形出身の人たちとも繋がって、県人会のようなものに参加できたのも嬉しかったことの一つ!とにかくTwitterすごく出会いが広がりました!

 

④千葉の地元のおすすめスポットやレストランを紹介するブログ記事を書き始めました。たまたま縁があって始めた仕事ですが、自分には合ってるなと思います。もともと、あんまり人に知られてない穴場スポットを見つけるのは大好きだしね。月4本はちょい大変ですが・・。

この仕事をやってみての一番の発見は、取材が思った以上に楽しい!ということ。お店の人やオーナーさんといろんな話をすることで、知らなかった世界をたくさん知ることができたり、お店に対するオーナーさんの想いを聞くことができて自分の世界がすごく広がった気がします♪

まあ逆に、その想いをキチンと読み手に伝えないと・・!というプレッシャーもありますが、まずはどんどん記事を書いて経験を積んでいこうと思います。

 

⑤講演会を聴きにいって、その内容を原稿にまとめる仕事も始めました。これはまだ一度だけですが、もともと個人的にも講演会やセミナーに参加するのが好きなので勉強になります。

今回初めて取材に行きましたが、ひとつの講演会でテーマの違う2本の記事を書くことになり、思った以上にまとめるのに苦労しました(^_^;)。

でも、講演会の内容自体は私が興味あるものだったし、自分でやってみたいと手を挙げて任せてもらったもの。この仕事の結果次第で、今後も引き続き依頼されるかどうかが決まるんだろうなと思うと、もちろんいい加減な仕事はできません。

つい先日、何とか原稿を納期まで終わらせた時は正直ホッとしました。まあ、今後があるかどうかは今の時点じゃ分からないけど。

 

振り返るとこの一年、思った以上にいろいろチャレンジしてました、ワタシ。

でもこうやって振り返ってみて、あらためて大事だと思ったことが5つあります。

 

1.自分がやりたいこと、ワクワクすることをやるべし!そうじゃないと続かない。

 

2. 一年後、二年後の自分の成長に繋がるかを見極める。ただでさえ忙しい中、時間を作ってやるのだから、自分がつまらないと思うことや身にならないことはやらない。

 

3.今まで苦手だと思ってたものでもやってみる!できるかできないかはやってみないと分からない。そして、苦手意識があったものこそ、できた時に大きな自信につながる。

 

4.相手に喜ばれる仕事をする。→相手との信頼関係を築いていく。

今年自分がチャレンジしたものは、Webに関わるものが多かったです。つまりは相手の顔が見えない。だからこそ、仕事内容+αでマメな連絡や返信をすることも信頼関係を作る上でとっても大事だと思う。

 

5.最後は家族への感謝です。私がいろいろ始めちゃったことで、家や子どもたちのことにも多々影響あり(;'∀')。でも主人も子どもたちも一言も反対はせずに(まあ言いたいこともあるんでしょうが)、それぞれができることをやってフォローしてくれているのには、ホントに感謝しかありません。

前にウチの小5女子に「ママって自由だね。」と言われましたが、これは皮肉ではなく、ほめ言葉ととりたい(笑)。

 

以上が、ざっと今年の私の振り返りでした。

 

最後に、いつも私のブログを読んでくださっている皆さん、ありがとうございます。いつもいつもテーマがばらばらで、統一感もあんまりありませんが、それでもこのブログを覗きに来ていただき、とってもうれしいです^_^

これからも自分が興味あるもの、おもしろいと思うものばかりを書いちゃうと思いますが(!!)またぜひ覗きにきてください。

 

みなさんにとって来年も福が訪れるステキな年となりますように♪

今年最後の長いブログを読んでいただきありがとうございます。

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危うく犯人になるとこだった話

先日、結婚指輪を失くしました。

 

仕事に行こうと、朝バスに飛び乗ったあとに気づいた私。でもふだんからごはんを作るときとか、無意識に外してしまっているので、もはやそのあとにまたはめたのかどうかも覚えてない。

 

幸いその日はダンナが休みだったので、家の中で心当たりのところにあるかどうか確認してもらう。

 

・・なかったらしい。

 

もしや、さっきバスに乗る前にあわててビン缶のゴミをゴミ捨て場に投げ入れたとき、一緒に抜けちゃったとか??・・家の中にないとしたら、それ以外考えられない(-。-;

 

ダンナに、控えめにお願いしてみる。「あとでもし時間あったら、ゴミ捨て場ちょっとのぞいてみて

 

この日はあいにく、仕事が終わった後に都内まで行く用事があり、家に帰るのは夜遅く。自分で探せないのがもどかしい。

 

仕事が終わった後、ダンナにもう一度聞いてみたけど、結局指輪は見つからなかったらしい。

 

あーあ、オーダーメイドで作ってもらったお気に入りの指輪だったのに・・。今ごろゴミ処理場でスクラップ・・うう(泣)。

 

そう思って、何気なくカバンの中をガサゴソやってたら、ん?なんか覚えのある感触!

 

あったあ〜♡🎶

 

どうやら朝、激しくカバンの中をかき回したときに外れちゃったらしい。ダンナに急いでLINE。

 

私「バッグの中に転がってました。」

 

ダンナ「良かったです。」

 

さて翌日、ダンナと顔を合わせたとき、ダンナがこう言った。「いやあ、きのう大変だったんだよ〜!」

 

聞けばウチのマンションのゴミ捨て場で爆発物騒ぎがあり、警察の爆弾処理班が出動したという!管理人さんが、導線っぽいものが出ているいかにもアヤシイものをゴミ捨て場で見つけて通報したんだとか。

 

結局その怪しげなものは何も怪しくなく、幸い何事もなく終わったのだけど、一時辺りは騒然としたらしい。

 

それが愉快犯によるそれっぽいものだったのか、それとも単に慎重な管理人さんが勘違いしただけなのかは分からないけど、「いや〜、シャレになんないよ。オレその前にゴミ捨て場あさってんだから!!真っ先に疑われるのオレだよ!」しかもおそらくキャップも被ってたに違いない。どう考えてもアヤシイよなあ・・。

 

(ごめんよ、ダンナ・・・。)

 

こうなったら私がダンナの身の潔白を証明するしかない。警察には当日のダンナとのLINEのやりとりを見せて、それから仕事場でも指輪をなくした話をしたから〇〇さんにも証人になってもらって・・と頭の中をいろいろ駆け巡る。

 

しかしあれから数日経つけど、幸か不幸か(まあ幸か。)千葉県警からの連絡はまだない。