自由旅クリエイター/ライター にじねこMiiのブログ

なりゆきまかせの自由旅が好きなライター。元バックパッカーで今は2児の母。人生を今よりちょっとだけ楽しくしてくれるモノが好き。Web媒体で旅や地域の魅力を発信したり、取材記事を書いてます。お仕事も随時募集中♪

自分のことが大嫌いだった

今日、上沼恵美子さんのこんなネットニュースを読んで、思い出したことがあります。

↓↓↓

上沼恵美子「顔がブサイク」と悩む女性に神回答 「名言すぎて泣ける」「めちゃ深くて刺さった」 - ライブドアニュース

それは「昔、私は自分のことが大嫌いだった」ということ。

今はむしろ自分のことが好きです。私は今50歳ですが、若い頃を懐かしく思い出すことはあっても、「あの頃に戻りたい」と思ったことは一度もありません。私にとっては家族がいて、パートとライターを掛け持ちしながら忙しくしている今の方がずっと楽しいし、充実していると思っています(一人旅をしていた時に戻りたいと思うことはたまにありますけど)。

 

若い頃の私はいつも自分に自信がありませんでした。人と接するときは常に壁をつくっていたし、女子グループには全く馴染めなかった。友だちは何人かいましたが、人づきあいが苦手で、何となく浮いているという意識はいつもありました。

中学の頃は男子に「クロマティ」と呼ばれ、それがさらに自分嫌いに拍車をかけました。クロマティは当時日本にいた黒人のプロ野球選手で、私はもともと地黒だったのでよくそんなふうにからかわれたのです。

決定的だったのは、中学当時の担任との三者面談の時に担任が私の母に言った「娘さんは暗いですね」という一言。とてもショックでした。担任は私をそんなふうにみていたんだ。そして、私って暗いんだ...(何しろそんな自覚はなかったので)。

成績は中ぐらいだし、部活の剣道もそんなに強いわけじゃない。何か得意なことや好きなものがあるわけではなく、いつも自分が空っぽの人間のような気がしていました。

自分を少しだけ好きになれるようになったのは高校の時でした。私が慕っていた書道のおじいちゃん先生が退職する際に一筆お願いしたら、こんな一言を書いてくれたのです。「その素晴らしい笑顔を大切に」。それはとても思いがけない言葉で、ずっと自分に否定的だった私に大きな力をくれました。

高校を卒業して大学へと進んでからは人付き合いも前ほど苦ではなくなり、楽しい大学生活を送りましたが、自分へのコンプレックスは常にありました。

 

それが大きく変わるきっかけになったのは26歳の時。海外を1人で旅していた時に知り合った欧米からのバックパッカーから「いい色に焼けているね」と言われ、思わず「私はもともと色が黒くて、それが自分は大嫌いなの。」と答えたのです。すると相手はこう言いました。「すごく素敵な色だよ。僕なんてこんなに真っ白だから、いつもいい色に焼きたいと思ってる」と。

その言葉を聞いて、心でモヤモヤしていた気持ちがスッと軽くなったような気がしたのです。私はそれまで、ずっと色白の女の子が羨ましいと思っていました。それに比べて私はなんて色黒でブスで可愛くないんだろうと。

でもそんなの比べたってた仕方ないんですよね。自分にないものを求めても仕方ない。そもそも人間ってないものねだりの生き物だし。そんなモノの見方自体、一つの固定観念でしかないことに、はたと気付いたわけです。「私は私なんだ」と。

それからは人と比べず、自分軸で生きてきたような気がします。そしてずいぶん楽になった。もちろん今は家族がいるので、いつも自分優先というわけにはいかないですけどね。

 

今も時々誰かを羨ましくなりそうなことはあるけど、そんな時は「人は人、自分は自分」と言い聞かせて、「私はどうしたいのか?どうありたいのか?」と問いかけるようにしています。最後に「いい人生だった」と言って終わるのが、私の究極の目標です。

 

cmiyumiyu.hateblo.jp

 

 

cmiyumiyu.hateblo.jp

 

cmiyumiyu.hateblo.jp