自由旅クリエイター/ライター にじねこMiiのブログ

なりゆきまかせの自由旅が好きなライター。元バックパッカーで今は2児の母。人生を今よりちょっとだけ楽しくしてくれるモノが好き。Web媒体で旅や地域の魅力を発信したり、取材記事を書いてます。お仕事も随時募集中♪

ヒッチハイクは多国籍でーポルトガルー

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皆さんはヒッチハイクってしたことありますか?

 

多分、日本で暮らしている中で、経験したことのある人はほとんどいないと思います。私もヒッチハイクしようとしている人を1~2回見かけたことがある程度で、乗せてあげたなんて話は聞いたことがないし、日本ではなかなか馴染みがないですよね。

 

でも以前海外を旅していた時、じつは3回ほどヒッチハイクをしたことがあるのです。乗せてくれた人たちは3人とも親切でラッキーだったのですが、今思えばあんまり人にすすめられることじゃないですね。特に女性にはね。

 

私の場合、積極的に体験しようと思ったわけではなく、すごい田舎で移動する足もなくやむをえず、という感じ。そんな中、1回だけゲーム感覚でヒッチハイクをやったことがありました。

 

つい先日、海外を放浪していた時の日記を久しぶりに読み返したところ、ちょうどそのヒッチハイクのときの話が出てきたので、紹介したいと思います。

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場所はポルトガル。ちょうど前日に、デンマークコペンハーゲンから長~い列車旅で3日間位かけてリスボンに到着したばかりでした。

 

私が海外旅をしていたころは、バックパッカーズホステル」という超安宿に泊まるのが当たり前でした。部屋はほとんどが「ドミトリー」と呼ばれる相部屋で、宿によっては男女が同じ部屋なんて場合もありました。こういう宿には共同のキッチンがついていて、長い旅をする人たちは、お金の節約も兼ねて外で食材を買ってきて、自分で調理して食べるのです。

 

当然いろんな国からいろんな旅人が集まっているので、ここで仲良くなる場合もあります。この時は同じ宿に泊まっていた9人が一日一緒に出かけることに。アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、台湾と顔ぶれも多彩です。

 

着いたのは、リスボンから列車で40分ほどのカスカイスという街。目的は海水浴だったのですが、ビーチはすぐそばにあると思っていたのが大きな間違いで、結局目的地まで3時間くらい歩くことに。

 

ようやく海に着いたはいいけれど、天気も肌寒くてあまりビーチ日和ではなく、5時近くになって宿に帰ろうということになりました。

 

ところがここがかなり辺ぴな場所だったらしく、バスが来るまで2時間もあることが判明!そこで急きょ、ヒッチハイクで帰ろう!」ということになったのです。こういうノリ、いいな~♪

 

まさにこれはゲーム(笑)。だって9人一緒には乗れないですからね!3人ずつに分かれて、どのチームが一番早くカスカイスまで戻れるか競争です。私たちのチームは最後に車をつかまえたのですが、結局カスカイスに到着したのは2番目でした。

 

突如開催された多国籍のヒッチハイク大会。もちろん盛り上がらないわけはないですよね。こういうおバカなことが楽しめるのも予定のない旅だからこそかもしれません。

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ちなみに、私たちを乗せてくれたのはポルトガル人の女性でした。

 

ポルトガル人はスペイン人のしゃべっていることが分かるけど、スペイン人はポルトガル人のしゃべっていることが分からないの。スペイン人はポルトガルに来てもスペイン語をしゃべるから、そんな時私は『スペイン語は分からない。』って言うのよ。」

 

なんてことを車で話してましたっけ。

 

これと同じような話、たしかスイスでも聞いたなあ。「ドイツ人はスイスに来てもドイツ語を話すんだよ。」って話を。ヨーロッパの国民感情も複雑なのね・・とふと思いながら、カスカイスまで車に揺られたのでした。

 

 読んでいただきありがとうございます。

 

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今の自分にふるさとはどう映るか?

私は今現在、千葉県に住んでいますが、生まれ育ったのは山形県庄内地方にある酒田市という街です。

 

旅好きの性分なので、結婚前はいろいろな国を旅しました。その頃の私は、若さゆえの勢いもあって、気持ちは常に外を向いていました。自分が知らなかったたくさんの人やモノに出会えるのが、楽しくてたまらなかったのです。

 

やがて少しずつ年を重ね、結婚をして家族ができました。もう海外にはずいぶん長いこと行っていません。かわりに足を運ぶのはもっぱら国内。身近な都内の日帰り旅を始め、家族で行くささやかな旅行、そしてふるさとへの帰省など。

 

そんな中で気づいたのは、この小さな日本という国の中に、なんてたくさんの言葉や文化、食が溢れているんだろうということ。

 

日本っておもしろい!

 

気持ちが常に外へ向いていた若い頃には、考えもしなかった心の変化でした。

 

そしてこれは今まで深く考えたことがなかった、ふるさと山形にもいえること。それまでは、18年間過ごしてきたところだもの、「ふるさと=自分がよく知る場所」とばかり思っていました。でもそれは違いました。じつはふるさとのことなんて、知っているようで少しも知らなかったのです。

 

例えば庄内の豊かな食文化庄内地方には「在来野菜」と呼ばれる野菜が何種類もあり、それぞれの地域で大切にその種が守られてきたこと。そしてそれらはとても価値のあるものだということ。

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「藤沢かぶ」という在来野菜を作る農家さんで、とれたての泥付きのかぶをかじったときのみずみずしい食感。きっと手塩にかけ、大事に大事に育てているのでしょう。

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子どもの頃からよく食べていた「温海(あつみ)かぶ」だだちゃ豆。これらも「在来野菜」のひとつであることは、この時初めて知ったのでした。

 

在来野菜に限らず、海や山、川と豊かな自然に恵まれた庄内は、食の宝庫。住んでいた頃はごく当たり前に口にしていたものが、じつは庄内独特の食文化だったと知ったのはつい最近のことです。

 

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あるいは東北有数のパワースポットでもある出羽三山(でわさんざん)のひとつ、羽黒山(はぐろさん)。子どもの頃は毎年初詣に来ていた場所です。

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私にとってとても馴染み深いところですが、じつは長い石段の途中にある羽黒山参籠所「斎館」のことも知らなかったし、精進料理をいただいたのも去年が初めてのこと。まるで未知の世界に踏み込んだかのようでした。

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じつは庄内に帰省するたび、気がつくと必ず一度は羽黒山に足を運んでいた私。なぜなのかずっと不思議に思っていました。それが斎館に宿泊した翌朝のご祈祷のときに、お話を聞いてすとんと腑に落ちたのです。

 

そうか、私は羽黒山に魂を充電しに来てるんだ・・と。

 

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羽黒山の長い杉並木の石段を目の前にし、「ああ、またここに戻ってきた。」という思いを強くする。あるいは五重塔を仰ぎ見て清々しい空気を胸いっぱいに吸い込みながら、「ここは神様がおはす場所だ。」と確信する。ここに来ることで自分の中の細胞が喜んでいるのが手にとるように分かる。

 

単に子どもの頃から慣れ親しんだ場所であるというだけでなく、大人になった自分の魂にとっても大切な場所なのだと気づきました。

 

 

そして私にとっての母なる山、鳥海山(ちょうかいさん)。酒田に住んでいた頃は、毎日毎日ながめていた山です。

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酒田を離れてからも、ずっとふるさとのことを知ってるつもりでいたけれど、じつはあんなに身近に見ていた鳥海山の上からの景色は、ただの一度も見たことがなかったのです。

 

数年越しの願いがようやく叶ったのが去年の夏。山頂までは苦しい道のりでしたが、天気に恵まれたこともあり、鳥海山の上で見た景色は天国そのものでした。

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高山植物が咲き乱れ、鳥がさえずり、蝶がひらひらと舞っている。はるか遠くまで続く稜線の先はそのまま空と混じり合い、どこまでも永遠に続きそうでした。

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下から仰ぎ見るだけだった鳥海山。その上にこんな世界が広がっていたなんて。私の知らないふるさとはここにもあったのです。

 

 

「世界は出会ったことのないもので溢れてる!」

 

これは私が旅をする中でこれまでずっと思い続けてきたこと。そしてこれは自分のふるさとにもいえることなのだ、と今は思います。

 

この数年、山形に行くときに思うのは、慣れ親しんだふるさとでほっとリラックスしたいという「帰る」気持ちが半分。そしてまだまだ知らなかった新しいものに出会いたいという「旅人」としての気持ちが半分。きっとこの気持ちはこれからもずっと持ち続けるでしょう。これが今の私の心に映る「ふるさと」です。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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鳥海山についての記事はこちら↓↓↓

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ついつい奥へ行きたくなる!東京・路地裏コレクション

私が都内に行くとき、ついつい足を向けてしまうのが下町。東京の華やかなの顔も魅力的ですが、私はどちらかといえば、のんびりした雰囲気が残る下町のほうが好きです。

 

そして下町といえば路地裏。細い道が奥へ奥へと続いていると、ついその先に何があるのか知りたくなってしまうのです。いったい今までどれだけの路地裏をウロウロしたことか・・。

 

そんなわけで今日はこれまで迷い込んだ、東京のすてきな路地裏を紹介したいと思います。

 

谷根千(やねせん)エリア】

路地裏で真っ先に思い浮かぶ場所はここ。「谷根千エリア」とは文京区から台東区一帯の谷中(やなか)・根津・千駄木周辺をいいます。このあたりは東京の下町の風情が色濃く残り、国内外問わず観光客に人気のスポットです。私が訪れた時はJR上野駅からJR日暮里駅までの間をぶらっとしました。

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気持ちが向くままに細い道を奥へ奥へと歩いていくと、途中でどこを歩いてるのか分からなくなります。それもまた楽しい♪

 

玄関先にメダカの水槽があったり花が飾られていたりと、そこに住む人の生活が垣間見えるのも路地裏探検のおもしろさです。

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ちょっと変わったこんな雑貨屋さんも発見したりしてね。

古今東西雑貨店 イリアス

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きのこをはじめとした個性的な雑貨のお店。なかなかレアでしょ?店内にはマニアックなきのこグッズがたくさんあって、(私はべつにきのこマニアじゃありませんが)ついついほしくなりました♪

 

<お店のHPです↓↓↓>

古今東西雑貨店イリアス | 東京、谷中にある雑貨店。古今東西からアート雑貨、こだわりのバッグ、ちょっと変わったアイテムを集めました。

 

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【王子】

最寄り駅のJR王子駅から住宅街の方へと10分ほど足を向けると、昔ながらの長屋が残っています。車も入れないような細い道の奥は行き止まり。住んでいるのは年配の方たちが多く、ここだけぱったりと時間が止まったかのような不思議な雰囲気。

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近くには王子稲荷神社という神社があり、江戸時代にはお稲荷さんの総元締めとして、庶民から絶大な人気を誇ったそうです。江戸の名所として浮世絵にも描かれました。

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【京島】

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京島は東京スカイツリーがある墨田区にあり、最寄り駅は京成線京成曳舟駅東武曳舟駅になります。京島には、今も古くからの長屋が多く残されていて、細い路地を歩くとレトロな雰囲気が味わえます。地元密着の下町人情キラキラ橘商店街を歩くのも楽しい!

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京島には長屋をリノベーションした、個性的なカフェやゲストハウスなども点在しています。

 

こちらは「サテライトキッチン」

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そしてこちらは「オーロラキッチン」

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以前数軒のカフェに立ち寄った際、ご店主さんともお話しする機会があったのですが、みなさん京島に対する愛着がとっても深い!気さくな方が多いので、もしお散歩の途中で見つけたら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね♪


【月島】

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月島の最寄り駅は東京メトロ有楽町線都営大江戸線月島駅です。月島といえばもちろんもんじゃ焼きは外せません。でもそれだけで終わるのはもったいない!この街、じつは路地裏好きにはたまらない、かなりディープな街でした♫

 

ズラリと並ぶもんじゃ焼き屋さんの通り。一見外からじゃ分からないようなところに、月島温泉なるものを見つけました!こんな場所に温泉??!

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そして少し裏に入れば、昭和の雰囲気そのままの路地裏が続いています。こんな摩訶不思議なサボテンに遭遇!

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さらにてくてく歩いていくと、ほっそ~い不思議なドア!一体誰が通るんでしょう??

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このあたりは古い街が残っている一方で、目と鼻の先では大がかりな建設工事が進んでいて、昔と今が混在している不思議なエリアでした。

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【立石】

京成線京成立石駅下車。千円あればベロベロになるほど飲めるというせんべろの街立石。(実際は千円では無理でした(;'∀'))。友人と昼から喜び勇んで出かけましたが、早くからやっている飲み屋さんは限られていたので、お店探しをしながらブラブラと街をお散歩。

 

どんな街かあまり知らないまま訪れたのですが、歩いてみるとディープな路地裏がいっぱいでした(笑)!こーんな怪しそうなお店があったり(ちょっと入る勇気はなかったけど・・。)

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はたまた、目がくぎづけになるような看板に出くわしたり。

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人気のお店でしょうか?昼なのに道にはみ出すほど満席!!

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歩いていてまったく飽きません。結局この日は3軒はしごしてご満悦で帰りました。

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【神楽坂】

神楽坂はおしゃれなお店が立ち並び、いつ行っても人でにぎわう活気のある街。東京の中でも個人的に大好きな街です♪最寄り駅はJR・東京メトロ大江戸線飯田橋駅東京メトロ神楽坂駅

 

この神楽坂の魅力のひとつが路地裏。

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大きな通りから少し入ると、ついつい先へといってみたくなるような路地が続きます。中には「ほんとに通り抜けられるの?」というくらい細~い路地もあり!

 

そしてその先には料亭やかわいらしいお店を発見したり、はたまた小さなホテルに出くわしたり・・。かと思えば洗濯物が2階の窓にはためいている。

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神楽坂には、下町で出合う路地裏の趣とはちょっと違う雰囲気があるんですよね。オシャレ感がありつつも、そこに住む人たちの生活感がかすかに感じられる、そんな街だと思います。

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 <神楽坂関連の記事はこちら↓↓↓>

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以上、これまで都内で歩いて印象に残った路地裏をまとめてみました。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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【へんなものシリーズ】こういうことには集中できるんだけど・・

家にいる時間が格段に増えた今日この頃。中学生の子どもたちも休校でずっと在宅です。記事を書かないと・・!と思いつつも筆が進まないのが現状で、いざPCに向かってもちっとも集中できません。

 

そんな中、先日気分転換にちょっとこんなことして遊んでみました。

 

最初の2,3個を積み始めたらやめられなくなっちゃって、娘には「テーブル絶対動かさないでよ!」と言いながら集中。結果、何の脈絡もないモノたちをこんなに積んでしまった・・。

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これの動画を何気なくTwitterにあげてみたところ、予想をはるかに超えた反応があり、ちょっとビックリ(゚Д゚;)!

 

まったく見ず知らずの方からもお褒めの言葉をいただき、なにやらちょっとこそばゆいような??

 

分かった!みんな、コロナで不安渦巻く中、こういうバカバカしいことを求めてたんだね‥(;'∀')

 

ちなみにこのお遊びに集中しすぎる私を見て、中1娘は呆れつつも、洗い終わって放置された洗濯物を黙って干してくれたのでした。

 

 

ダンナが家出中に妻が考えたこと

かれこれ6,7年前、大げんかの末、ダンナが数日間家出をしたことがありました。

 

原因は「たらこ」。俗にわが家では「たらこ事件」と呼ばれています。

 

詳細は省きますが、たらこを食べたいダンナ(←魚卵は控えた方がいいヒト)に、「食べちゃって大丈夫なの?」という気遣いの言葉をかけたことから、なぜか夫婦げんかに発展。まったく訳が分かりません。果てしない罵り合いの末、ダンナは出ていったのでした。

 

はっきりいって、わが家はふだんまったく夫婦げんかはしません。今で結婚して15〜6年ですが、多分けんかは片手に収まるくらいの数だと思います。そもそも感情で言い合いになることもないのです。

 

だからこの時は自分でもびっくりしました。私ってじつは心の奥でこんなこと思ってたんだ〜!!って。そのくらい、激しい言葉が次から次へと出てきました。ダンナも右に同じく。

 

当時まだ小さかった子どもたちは、慣れない状況にオロオロしていましたが、けんかはエスカレートし、最後にダンナは出ていきました。

 

私も不安定な気持ちになりながら、まったくお互い連絡をしないまま1日、2日。私は自分は悪くないと思ってるので、「帰ってきてほしい。」なんて絶対に言わないと決めてました。小さい子どもたちからは、早くも「別のお父さんと結婚する?」という前向き発言。

 

3日目に突入すると、さすがに「このまま放置するのはまずい。」

 

そもそも離婚する気はないんだから、変にこじれるのはよろしくない。向こうも帰るきっかけをつかめないんだな、きっと。

 

どうしようか...?と、まずは「夫、家出。」のキーワードでネットをあれこれ検索。

 

そこで知ったのは、「いろんなヒトのいろんな解決法があるのね〜^_^;」ってこと。

 

さてダンナにはどんな切り口で攻めたらよいのかとあれこれ考える私。何しろこんなことは初めてですから。もはや心理戦ですね...。

 

ポイントになるのは次の3つ。

 

  1. 帰るきっかけは私の方から作るべし
  2. ダンナの自尊心を傷つけてはいけない
  3. でも私からは絶対に謝らない

 

そして考え出したのが

「今日ビーフシチュー作るけど食べる?」

という一言メール(^◇^;)。

 

あ、ちなみにダンナはコックさんなので、自分でもビーフシチュー作りますけどね。

 

そしてダンナはまんまと私の作戦に乗っかり、家に帰るきっかけをつかんだのでした。しかもちゃんとダンナから謝ってくれましたとさ。めでたしめでたし♪

 

以来、けんかはしてませんが、あの時のバトルの激しさと不安定な数日間を思うと、日頃から小出しにけんかしといたほうがいいのかも...とも思うにじねこです。

 

 

 

 

【東京】新宿のゴジラを間近で見る方法

ライター仲間さんと新年会をした帰りに、新宿のランドマークゴジラヘッド」を見てきました。

 

前からその存在は知っていましたが、歌舞伎町にあったんですね~。上を見上げるといきなり現れたΣ(゚д゚lll)。

 

「おお!」と思わず興奮。

ここはもともと、「新宿コマ劇場」があった場所。2015年に「新宿東宝ビル」としてオープンし、中には飲食店や映画館「TOHOシネマズ新宿」などが入っています。8F以上がHOTEL GRACERY(グレイスリー)新宿」というホテルになっていて、この8Fの屋外テラスに「ゴジラヘッド」がいるのです。

 

今回この「ゴジラヘッド」を間近でも見たんですが、下から見るのとは全然違うんですよね。かなりの迫力で、まさに一見の価値!ありです。

 

 

ゴジラヘッド」を目の前で見られる方法はふたつ。

 

ひとつはHOTEL GRACERY 新宿」に宿泊すること。

 

そしてふたつめは、ホテル8Fの「カフェテラス ボンジュール」を利用することです。

 

折しも新年会で食べすぎた胃を休めようと、みんなでお茶する場所を探していたところでした。一緒にいたライターさんの一人がこの辺りにくわしくて、「じゃあ、ホテルの中にラウンジがあるから、そこに行きましょう!」とすたすたとゴジラビルに入っていきます。

 

じつはこの時点で、私たちはゴジラを間近に見れることは知りませんでした。(案内してくれたライターさんはもちろん知っていた。)

 

エレベーターでホテルのフロントがある8Fに降りたとたん、ふわっとしたいい香りが漂ってきます。高級感あふれる雰囲気で、30秒前までいた歌舞伎町のごった煮感はどこへやら。

 

そしてそこにずらっと貼られていたのは、ゴジラのポスター。

 

え、高級ホテル✖ゴジラ

 

不思議なコラボです。

 

奥にはフロントがあり、さらにその奥の「カフェテラス ボンジュール」でお茶をすることに。

 

と、そのカフェの入口横の屋外テラスに、さっきビルの下から見上げたゴジラの姿が見えるじゃありませんか!思わず外に出る私たち。

 

なんと!こーんなに間近でゴジラが見れました!

新宿のビルを背景に写真を撮ると、なんかリアルにゴジラな感じ(;'∀')。

 

屋外テラスの入口には警備員(監視員?)さんが立っており、ホテルの宿泊客かカフェの利用客であることをチェックしているようでした。(何か提示を求められたりはしませんでしたけど。)

さて「カフェテラス ボンジュール」はホテルのラウンジなので、もちろん高級感が漂っています。でも店の入口にはグリーンがあしらわれ、全体的に開放的な雰囲気。ちなみに利用時間は2時間までとのこと。

私はフルーツタルトとコーヒーのセット(¥1300:税サ別)を頼みました。街のカフェよりお高めではありますが、セットのコーヒーがお替りできたことや、お店の雰囲気、ゴジラを目の前で見られることなどを考えれば、高くはないのかな~という印象。

さて店内でお茶をしていると、突然大きな吠え声が聞こえ、見るとゴジラが雄たけびを上げているじゃありませんか!

 

思わずテラスへと走りましたが、着くと同時に啼きやんでしまった・・。吠えるゴジラは少ししか見れなかったのですが、何やら火のようなものまで吐いてましたよ。ちゃんと見れなかったのがヒジョーに残念。

 

ゴジラは一日のうち、12時、13時・・20時と9回吠えているそうです。

 

この時はちょうど17時で外は夕暮れ時。吠えたあとはこんな風にライトアップされていました。

なんというか・・どんよりした空が不穏な空気を醸し出していて、なかなかの迫力じゃありませんか(笑)。

 

ちなみに「HOTEL GRACERY 新宿」の宿泊ルームは、映画『ゴジラ』の世界観を再現した【ゴジラルーム】や、窓のすぐ目の前にゴジラがいる【ゴジラビュールーム】が目玉で、かなりの人気だそうです。(もちろんオーソドックスな部屋もあり。)

 

東京近郊在住者にとって宿泊はちょっとハードルが高いですが、ホテルのカフェテラスで優雅にお茶を楽しみつつ、ライトアップされたど迫力の吠えるゴジラを見に行く、というのはなかなかのおすすめですよ♪私も今度はタイミングを狙って行ってみたいと思います。

 

 

読んでいただきありがとうございます。

 

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【東京】オトナの街・神楽坂のなみなみワインとお気に入りの本屋さん

神楽坂は都内でもお気に入りの街のひとつ。今回は私が行くときについつい立ち寄ってしまうスポットをいくつかご紹介します。

 

「かもめブックス」

東京メトロ神楽坂駅を出たすぐそばにある「かもめブックス」。この本屋さん、ちょっと個性的で、本屋+ちょっとした雑貨+カフェなのです。

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私は活字が好きなので時間があると書店をのぞいたりするんですが、「かもめブックス」はマニアが好きそうな本屋さん。店内のスペースには新刊本よりむしろ、ふつうの本屋さんではあまり見かけないような、ディープな本が多い印象。ついつい旅の本の棚を覗いてしまう私。欲しい本が何冊も出てきてしまうから困ります。 結局気になった本を2冊買ってしまいました。

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カフェものんびりとくつろげて、居心地のいい空間です。ふらっと立ち寄りたくなるお気に入りの本屋さん。

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「il gusto Dolce Vita」

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ここはイタリア輸入食材のお店。生ハムやらブルーチーズやら、所狭しとイタリアから輸入されたこだわりの食材が並んでいます。いつもお客さんが出入りしている印象なんですが、気軽に試食ができるのもこのお店の人気のヒミツなのかもしれません。

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店先で売っている、手軽に食べ歩きできるイタリアンフードも魅力のひとつ。通るたびに気になって、ついお店の中までのぞいてみたくなっちゃうっていう仕掛けです。うまくできてる!

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そして私がこのお店を気に入っているもうひとつの理由が、店の奥にあるカウンターで立ち飲みができるってこと。見てください!この表面張力ギリギリまで注いでくれちゃう気前のよさ。テンションも一気に上がります♪

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しかも驚くなかれ。これでなんと¥300!(持ち帰りもOK。)手軽にワインを楽しみたい人には天国です♪先日友人と神楽坂に出かけた際には、シチリアの名物「アランチーニ」も一緒に買ってみました。

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いや~、幸せすぎるし、楽しすぎます♪

 

ところで神楽坂には不思議なことに、読売新聞の4コマまんが「コボちゃん」の像があったりするのです。なんでも、作者の植田まさしさんは神楽坂に35年以上もお住まいで、「コボちゃん」の連載初回の原稿が書き上げられたのもここ神楽坂なんだそう。

 

毘沙門天 善國寺(びしゃもんてん ぜんこくじ)」

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ここは創設されて400年ほどになるお寺なんですが、狛犬はなんと、なんです!なんでも、毘沙門天は寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻にこの世に現れたからなんだとか。

 

このお寺はイベントも頻繁にやっているようで、以前訪れた時には門のところにハートのオーナメントが飾ってあったり、今回は福井のイベントもやっていました。

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これはあくまで私の印象ですが、神楽坂は程よく活気があって、行き交う人も若すぎないオトナの街。そして懐の深い街。今どきのおしゃれなお店が立ち並んでいるかと思えば、同じ通り沿いにごくフツーのスーパーが並んでたりする。

 

大通りからちょっと横にそれると、細い路地がくねくねと続き、思いがけないいろんなモノに出合える街。

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高級料亭や旅館、
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はたまた見上げたアパートの2Fには洗濯物がはためいていたり・・。なんだか予想もつかない、摩訶不思議な光景に出合えちゃう、わくわくする街なんです。 

 

いろんなものがバランスよく共存していて、何度でも行きたくなる街、それが神楽坂です。

 

読んでいただきありがとうございます。

 

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